キャリア

2025.08.20 09:30

辞めどきはいつ? 今の仕事が自分に合わなくなったことを告げる5つのサイン

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3. 進歩の天井にぶつかった

転職すべきときだと伝えるわかりやすいサインの一つが、進歩という点で天井にぶつかったときだ。昇進や個人の発展の機会を会社が与えてくれない場合、前進するための明確な道筋のない役職にはまりこんでしまうかもしれない。これは特に、管理職や上級職が少ないフラット型組織でよく見られる。

重要なのは、自分のキャリアの軌跡を定期的に評価し、現在の会社にいて将来が見えるかと自問することだ。一貫して優れた業績を上げているのに昇進する余地がない場合には、そのうちに、あなたの野望が現在の役職には収まりきらなくなることもある。その段階に達したら、自分が停滞しているあいだにほかの人たちが前進していくのを眺めている状況に、いらだちを感じるかもしれない。

辞めると決断する前に、自分の目標と希望について、腹を割って上司と話しあってみる価値はあるだろう。自分にできそうなプロジェクト、メンターシップ、リーダーシップの役職があるかどうかを質問してみよう。

答えがノーなら、自分の成長の可能性を重視し、明確な進歩の道筋を与えてくれる会社へ移ることを考える時期かもしれない。

4. 過小評価されている、または正当に評価されていないと感じる

過小評価されているという感覚は、仕事に対する不満の大きな要因になる。懸命に仕事をしているのに、いつも気づかれずに終わる場合や、自分の貢献を上司や同僚に認識してもらえない場合、それはあなたの努力が評価されない可能性を告げるサインだ。そうした認識の欠如は、時が経つうちにフラストレーション、士気の低下、さらには憤りにつながるおそれがある。

時には、単に称賛してもらえないだけでなく、こうした過小評価の感覚が報酬に反映されることもある。職責を引き受けても、それに見合った報酬や手当の増加を得られない状況が続くと、自分がいいように利用されていると感じるかもしれない。そうした状況では、会社が自分の仕事をきちんと評価しているのか、それとも自分の努力を当然のものと見なしているのかを、見極めることが重要だ。

自分の貢献や、それを報酬にどう反映させるかを上司と率直に話し合うのは、最初の一歩としてはいいだろう。だが、その話し合いが意味のある変化につながらない場合には、自分の価値を認め、それに報酬を払ってくれる雇用主を探す必要があるかもしれない。

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翻訳=梅田智世/ガリレオ

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