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2025.08.25 20:00

「日本をアップデートする」 次世代リーダーたちが描く、イノベーション創発の新章

2019年に創業し、CVC運営支援、スタートアップ採用支援、スタートアップM&A支援の3領域で事業成長を続けてきたソーシング・ブラザーズ。2025年7月には経営体制を刷新し、さらなる組織拡大へと舵を切った。大企業とスタートアップをつなぐ同社の使命と、上場準備フェーズに入った組織の進化、そして、「日本をアップデートする」というミッションの実現に向けた人材戦略について、4人の経営陣に話を聞いた。


CVC・採用・M&Aを一気通貫で支援
独自のプラットフォームでイノベーションを創出

ソーシング・ブラザーズ 代表取締役Co-Founder渡邊祥太郎
ソーシング・ブラザーズ 代表取締役Co-Founder渡邊祥太郎

――創業から6年。「日本をアップデートする」をミッションに掲げてきたこれまでの歩みと現在の市場における役割、創出してきたイノベーション事例を教えてください。

渡邊祥太郎(以下、渡邊):大企業とスタートアップの出会いを生み出すイノベーション・プラットフォーマーとして、「CVC運営支援」、スタートアップの組織拡大フェーズに応じた人材を紹介する「スタートアップ採用支援」、M&Aの出口戦略をともに構築する「スタートアップM&A支援」の3事業を進めてきました。大企業のアセット活用と採用により、スタートアップの成長を加速させ、IPOだけではなくM&Aも選択肢に入れた成長戦略を考えていく。一気通貫で動けるところが、私たちの強みです。

2025年4月には東京証券取引所がグロース市場の上場維持基準の見直し方針を発表しました。これにより、上場から5年経過した企業は、時価総額100億円以上に達しなければグロース市場から退出しなければならない。
これまでの時代は、スタートアップにとっての出口戦略はIPOが主流でしたが、今後は東証グロース市場の時価総額目線見直しの観点や、大企業・スタートアップ共にM&Aに対して積極的な市場環境から、M&Aを見据えた動きは高まるでしょう。一方で、日本においてスタートアップのM&Aを支援できる人材やサービスはほとんどなく、当社のプラットフォームへのニーズはますます高まっていくと考えています。

ソーシング・ブラザーズ 代表取締役Co-Founder小澤壮太
ソーシング・ブラザーズ 代表取締役Co-Founder小澤壮太

小澤壮太(以下、小澤):すでに、大企業×スタートアップのM&Aだから実現できたオープンイノベーション事例は数多く生まれています。例えば、測定機器やセンサー開発を手掛ける上場企業が、画像認識で国内トップクラスの技術を有するAIスタートアップをM&Aによって完全子会社化したケース。自社だけでは斜陽産業になりつつありましたが、ハードウェアの開発技術やアセットに、スタートアップが持つソフトウェアのノウハウを組み合わせることで、新規事業への参入を実現することができました。

この案件は、CVC運営支援のメンバーが大企業の持つ技術や資産を棚卸しし、今後必要となる技術を持つスタートアップを紹介したことから始まりました。当初は提携や協業をどう進めていくか……という話でしたが、議論を重ねることで、両社にとってM&Aがイノベーション創出の一番の近道だと気づいていったんです。まさに、CVCの投資、事業連携からM&A支援まですべてサポートできる当社だから、実った事例でした。

渡邊:また、昨今はスタートアップ同士のM&A事例も生まれています。自社単独では成長スピードや事業規模に限界がある、と課題感を持っていた2社が、一緒になることで新しい市場を狙えるようになった。連携の道を模索する中で、お互いに補完関係にあるのならM&Aがベストな選択肢なのでは、と交渉がまとまっていきました。

今のスタートアップの多くはIPOを目指しているので、最初からM&Aを提案してもなかなか受け入れられません。でも、私たちは、「大企業から出資を受けながら、事業で連携しませんか」と入っていける。成長支援からM&A提案まで、各社の状況やニーズに応じて動ける柔軟性も、当社が成長を続けてきた理由だと思っています。

10→100のステージへ向けて
プロ人材招聘で加速する成長シナリオ

――2025年7月に経営体制が刷新されました。さらなる事業拡大に向けた、体制変更の背景と狙いはなんだったのでしょうか?新たにジョインした2人の思いもお聞かせください。

小澤:日本社会にイノベーションを循環させていくために、当社プラットフォームの認知を広げていきたい。そのためには、少なくとも300人規模の組織まで一気に拡大させていく必要があります。いちスタートアップとしてIPOを目指し、企業認知を上げることで優れた人材に参画していただくために、経験と実績に基づくプロの知見が不可欠でした。

事業統括本部長として新たにジョインした池田翔(以下、池田)は、コンサルティングファームで新規事業戦略立案や実行支援を手掛けた後、国内有数のベンチャーキャピタルでパートナーを務め、スタートアップ投資に取り組んできたビジネスのトップ。
管理部長として新たにジョインした田中信(以下、田中)は大手総合商社で20年以上のキャリアを持つコーポレートのトップです。

これまでは渡邊とともに0→1を立ち上げ、手探りながら1→10まで事業を伸ばしてきましたが、ここからは10→100のステージに入っていきます。田中には採用を含め組織づくりを、池田には事業戦略を細かく見てもらうことで、これまでの経営体制から圧倒的なスピードアップが実現できると考えました。

渡邊:2人とも、いろんなキャリアの選択肢があった中で当社に来てくれた。自分たちよりはるかに優秀な人材が仲間に入ってくれたという心強さを、日々実感しています。

ソーシング・ブラザーズ 取締役事業統括本部長 池田 翔
ソーシング・ブラザーズ 取締役事業統括本部長 池田 翔

池田:今までと全然違う環境に行きたい、と思いが強かったんですよね。プロフェッショナルファームにいると、提案やアイデアの発想がみんな似通ってきてしまう。自分自身の成長余地が見えてきてしまった感覚があり、タイプの異なる人と働いてみたいと思っていたときに出会ったのが小澤と渡邊でした。自分より10歳近く年下のボスは初めてで新鮮でしたし、若いメンバーを中心に築き上げたビジネスモデルに、コンサルティングやスタートアップ投資の専門知見を加えて大きく成長させられる事業ステージに魅力を覚えました。

2人には起業家として必要な馬鹿力があって、正面突破で行動し続けるエネルギーがある。それは私には真似できるものではありません。ここに、私や田中が持つような、ロジックを積み重ねて成長をドライブさせる“大人の戦い”ができる力が加われば、この組織はすごく強くなると思いましたね。

ソーシング・ブラザーズ 取締役管理部長 田中. 信
ソーシング・ブラザーズ 取締役管理部長 田中. 信

田中:まさにそう。私も、イノベーション支援が日本社会を変えていくんだと、本気で語る2人に惹かれてジョインを決めました。そもそも当社との出会いのきっかけは、私がスタートアップ採用支援の求職者プラットフォームに登録したことでした。総合商社を辞めて自ら起業する選択肢も考えていたのですが、すでに面白い事業を始めているスタートアップに参画するのもワクワクするかも、と思い登録したんです。そこで「うちに来ませんか」とオファーしてきたのが、当社だった。

IPOを目指すスタートアップで、管理部門のトップを経験できる機会はそうあるものではありません。IPOに向けたガバナンスレベルや法規制への対応、投資家の目も年々厳しくなる中で、大きなチャレンジになると思いました。

――IPOを見据えた新フェーズにおいて、今後どのような進化を遂げていくのか。今だから得られる成長機会をどう捉えていますか。

池田:総合商社のみならず、コンサルティングファームやベンチャーキャピタルも近年では王道のキャリアになりつつあると感じています。成熟したビジネスモデルがあることは魅力的ですが、新しい産業や事業を作る機会はなかなかない。

当社はまさに、コンサルティングファームでもベンチャーキャピタルでもない、新しいイノベーション支援のあり方を作り上げてきました。今後このビジネスモデルの成長を自ら手掛ける経験は、非常に得難いものだと思います。

田中:IPO準備もまた、普通の組織でコーポレート部門に10数年勤めて得られる以上の幅広い経験を1~2年の間に積むことができます。今の当社は、まだまだカオス。短期間での圧倒的な成長を求めている人には、魅力的な環境ですよね。

小澤:私たちは、大企業のオープンイノベーションやスタートアップ支援領域の第一想起になっていくんだ、とここまで走り抜けてきました。実際に多くの連携や協業、M&A事例を創出してきた今、ここから組織をスケールするためには、コンサルティングファームやベンチャーキャピタル経験者などのプロの知見が必要です。

大企業とスタートアップ、どちらも主役であり、融合することでそれぞれが高みを目指せる社会を作っていく。そんなプレイヤーは日本にほとんどいません。だからこそ、お客様からの期待感はどんどん高まっていますし、活躍の場が雪だるま式に増えていく。その急成長を体感しながら働ける面白さが待っていると思います。

ソーシング・ブラザーズ
https://sbro.co.jp/


おざわ・そうた◎ソーシング・ブラザーズ代表取締役Co-Founder。大塚商会にて製造業向けDXコンサルティングを経験したのち、M&AキャピタルパートナーズにてM&Aアドバイザリーに従事。2019年にソーシング・ブラザーズを共同創業。

わたなべ・しょうたろう◎ソーシング・ブラザーズ代表取締役Co-Founder。大和証券にて資産運用コンサルティング業務を経験したのち、M&AキャピタルパートナーズにてM&Aアドバイザリーに従事。2019年にソーシング・ブラザーズを共同創業。

いけだ・しょう◎ソーシング・ブラザーズ取締役事業統括本部長。一橋大学卒業後、みずほ銀行入社。中堅中小企業支援やシンジケートローン組成業務に従事。その後デロイト トーマツ コンサルティングへ入社、新事業の企画・運用や事業戦略の立案・実行支援など幅広い案件に取り組む。2018年にグローバル・ブレインに入社。日本および東南アジアにおいて、スタートアップへの投資実行、投資後の支援、およびCVCファンド運用に従事。2025年7月よりソーシング・ブラザーズ取締役に就任。

たなか・まこと◎ソーシング・ブラザーズ取締役管理部長。東京大学大学院修了後、2004年に伊藤忠商事入社。投融資実務や投資先管理を経て、中国に赴任。現地企業との合弁による新規事業の現地法人管理部門立ち上げに携わった後、国有企業との合弁会社へ出向し、PE投資や不良債権業務に従事。帰国後は社内新規事業としてFintech事業を立ち上げ、子会社社長を務める。2025年7月よりソーシング・ブラザーズ取締役に就任。

Promoted by ソーシング・ブラザーズ/ text by Rumi Tanaka / photograph by Hironobu Mukoyama / edited by Mao Takeda