健康

2025.08.17 15:00

書く瞑想「ジャーナリング」が性に合わない人に、セルフケアの代替方法7選

Shutterstock.com

Shutterstock.com

SNSへの投稿を見たことがある人ならきっと誰でも、セルフケアに関するトレンドについて、何か目にしたことがあるだろう。例えば、話題の「ジャーナリング」。それは、従来の「思いついたことを手書きで残す」方法のほか、それらを箇条書きにしていく方法や、動画に残す方法、さらには身近にあるジャンク(不要なチケットやレシート、雑誌の切り抜きなど)をノートなどに貼り付けていく「ジャンク・ジャーナリング」、実現を目指す最善のシナリオを考えて記録していく「ベストケースシナリオ・ジャーナリング」などがある。

advertisement

ジャーナリングがストレス軽減や自己省察のための有効なツールになり得ることは、確かだ。これまでの研究で、感情のコントロールクリティカルシンキング(批判的思考)を促すこと、ワーキングメモリー(作業記憶)の容量を増やすことにつながるとみられることなどが報告されている。

ただ、その他のどのセルフケアの方法とも同じように、ジャーナリングがすべての人に適しているというわけではない。ジャーナリングでは「とてもリラックスなどできない」という人もいるだろう。

だが、それでも心配することはない。専門家らが「同様に効果的だ」としてすすめる方法は、他にもある。以下、そのうちの7つを紹介する。

advertisement

エクスプレッシブ・ペインティング

絵を描くなどの表現アートセラピー(表現的精神療法)は過去の研究から、落ち着きを促す脳の分野を活性化することで、ストレスがもたらす症状を軽減し、不安感に対処し、自己評価を高め気分を改善することにつながるとされている。

認定心理士で有資格のクリエイティブ・アーツ・セラピストであるアティア・アワダラはこの方法について、言葉を必要とせず、自分の中にため込んでいたものをリリースするための「有効なものになり得る」として、次のように述べている。

「描き方に、正解も誤りもありません。ただ紙の上に、色を乗せていくのです。流動性が高く、準備するものも少ない水彩画が、特に効果的です」

ワードクラウド

ロサンゼルスを拠点に活動する公認結婚家族療法士のシアラ・ボグダノビッチによると、ワードクラウドは、その人の心の状態やその時点における状況を最もよく表す言葉を特定することにつながる。

次ページ > 「折り紙」も効果的な方法

編集=木内涼子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事