4. 自分でコントロールできるものに集中し、できないものは手放す
世界で起きる出来事に圧倒されてしまうと、無力感にさいなまれるのはありがちな話だ。だがそれでも、「他の人や仕事、自分自身に対してどう接するか」ということは、間違いなく自分でコントロールできる部分のはずだ。
毎日、会う人すべてに、親切にすることを心がけよう。ちょっとした行動でも、波及効果が生じるかもしれない。次の人のためにドアを押さえてあげたり、心の底から相手を褒めたり、感謝の気持ちを表明することは、相手の1日を明るくする効果があるだろう。さらにそのプロセスを通じて、良いことをした側の心情にも変化がもたらされる。
さらに言えば、親切にする対象になる「人」には、あなた本人も含まれている。自虐的になるのは避け、定期的に自分の良さを評価するよう心がけよう。
5. とてもそんな気分になれない時でも、あえて笑顔を作る
笑顔を作る行為は、脳内に強力な化学反応を引き起こす。『Psychology Today』の記事で、サラ・スティーブンソンは、そのメカニズムをこう説明している。
「笑顔を作ると、ストレスを和らげる神経ペプチドが分泌される。こうした神経ペプチドは、幸せ、興奮、悲しみ、落胆といった感情を覚えた時に、体全体にメッセージを送る役割を持っている。顔に微笑みが浮かんだ時には、ドーパミンやエンドルフィン、セロトニンなどの、気分を良くする神経伝達物質が一斉に分泌される。これにより、体がリラックスするだけでなく、血圧や心拍数も低下する」。
しかも、一番耳寄りな情報として、たとえ「偽りの」笑顔であっても、この効果を生み出せるということがある。つまり、笑顔に関しては、「幸せになるまで幸せなふりをする」ことに効果があるということだ。
6. 現状に感謝し、進歩した点を重視する
「現状に感謝する」ことは、「厳しい現実に目をつぶる」こととは違う。むしろ、課題と同時に、良い点を認めることを意味している。たとえ小さなことであっても、進歩した点を認め、八方塞がりに思える時でも「多少は前に進んでいる」と自分に言い聞かせよう。
筆者が提唱している「3つの良いこと探し」で、1日を終えることを心がけてほしい。これは、その日やるべきことを終えたら、時間をとって、以下に挙げる3つの項目を記録するというものだ。
・学んだこと
・感謝すべきこと
・達成したこと
この3つを考えて1日を締めくくる時間を設けると、その時間は、抱えている感情に区切りをつける役割を果たす。ストレスが緩和され、不安や恐れにとらわれていた心を、成果や可能性の方へと向けるのに役立つはずだ。


