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2025.08.15 07:15

海水浴の危険な浮き輪の使い方、ライフセーバーが警鐘

Getty Images

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海水浴場に着いて最初に行うべきことは何か。ライフセイバーは、まず「風のチェック」だと答える。風が強いと浮き輪やフロートなどの浮き具が流されやすい。波が高くなり、突然、離岸流が発生することもある。砂浜に立っている旗を見たり、ハンカチをなびかせるなどして、風の強さと方向をチェックすることが重要だ。日本ライフセービング協会は、風に関連する海水浴場での注意点を呼びかけている。

大きな浮き輪に乗っかって、穴にお尻を入れて仰向けに寝そべっている人をよく見かける。空がよく見えて気持ちのいい姿勢だが、風や波のある海では要注意だ。この乗り方は風に流されやすく、気がついたら沖に流されていた、なんていうことになりかねない。浮き輪の穴から頭を出して腕で輪につかまる通常の使い方なら、水中の下半身が抵抗になって風に流されにくくなる。日本ライフセービング協会の検証動画でよくわかる。

また、動物の形をした大きなフロートも風に流されやすい。しかも、強い風や波でひっくり返り、乗っている人が海に放り出されることも珍しくない。その勢いでフロートは宙に飛ばされ、風に乗ってどんどん離れていってしまう。運よく泳いで追いつけたとしても、足の付かない海上でフロートに乗るのは至難の業だ。

そこで協会は、大型のフロートにはサーフボードのようにリーシュコード(フロートと体を結び付けるロープ)を付けることを勧めている。リーシュコードがあれば、飛ばされたフロートを簡単に引き寄せることができ、乗れないまでも、掴まって浮いていられることはできる。

砂浜でも、風のある日は浮き具が飛ばされないように空気を抜く、ヒモで何かに結んでおく、重たいものを載せておくなどの工夫が大切だ。

このほか、協会では安全に楽しく海水浴をするための5つのチェック行動の実施を訴えているので紹介しておく。

1. 情報
天気予報などで気温、波の高さ、風の強さと向き、注意報、警報を確認する。

2. 周知
誰とどこの海に行くかを家族に伝えておく。

3. 装備
紫外線対策、熱中症対策のグッズ、体に合ったライフジャケットを準備する。

4. 観察
海に着いたら遊泳エリアを確認し、5〜10分かけて、波の大きさ、水深、風、津波避難時の避難経路などを観察する。危険箇所がわからないときはライフセイバーに聞く。

5. 利用
子どもから絶対に目を離さない。子どもだけで海に入らせない。子どもと遊ぶときは、大人は沖側、子どもは岸側の位置関係を保つと、もしものときに子どもを助けやすい。グループ全員で海に入らず、誰かかならず見守り役として浜に残る。単独行動はせず、かならず2人以上で海に入る。

言うまでもないが、海に入るときは酒はNG。ライフジャケットも万全でないことを承知しておこう。これからは台風などの影響で風や波が強くなる。これらをよく考慮して海水浴を楽しんでいただきたい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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