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2025.08.15 09:30

米国の金需要、第2四半期は金ETFセクターが好調を示す

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ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によれば、米国では2025年6月までの3カ月、金の総需要が前年同期比で2倍以上になった。

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金価格に連動する上場投資信託(金ETF)への堅調な資金流入により、第2四半期の総需要は110%増の124トンに急増した、とWGCは報告している。

しかし、金現物の販売が低迷したため、前四半期比の需要は34%減少した。

WGCは、以下のように述べている。「金価格の高騰が、米国の消費者需要に引き続き重くのしかかったが、金ETFの力強い需要により、その影響は一部相殺された」。

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WGCのデータによれば、地金価格は第2四半期、1オンス(約31.1g)当たり3280.35ドル(約48万2211円。1ドル=147円換算)という四半期記録を達成した。これは、前年同期比40%増、前四半期比15%増にあたる。

安全資産である金の価格は4月下旬には、1オンス3500ドル(約51万4500円)を一時的に上回る過去最高値を記録している。

ETF需要が急増

WGCのデータによれば、米国のETFは第2四半期に70トンの金を追加し、上半期の総追加量は203トンに達した。

6月末時点の総保有量は1785トンに増加し、運用資産(AUM)は1890億ドル(約27.7兆円)となった。

WGCの発表によれば、ETFの購入は、第1四半期に金投資需要の70%、第2四半期に56%を占めた。

その量はそれぞれ133トンと70トンに達し、10年間の平均である19トンを大幅に上回った。

WGCは、「北米における金ETFの累積純資金流入額は、7月までに220億ドル(約3.2兆円)に達した(中略)その99%は、米国を拠点とするファンドのものだ」と説明している。

さらに、北米ファンドへの資金流入は、「過去2番目の年間パフォーマンスを記録するペースで推移している」とWGCは補足している。

WGCのデータによれば、全世界における金ETFの投資額は、第2四半期に170トン増加している。

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翻訳=米井香織/ガリレオ

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