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2025.08.25 11:15

トップファーム出身者たちが創造する、AI時代の新たなコンサルティングのかたちとは

アクセンチュアやマッキンゼーなど、名だたるファームでリーダーシップをとってきたプロフェッショナルが集まる、少数精鋭のグローバルファームSYNTHESIS(シンセシス)。創業わずか1年足らずで国内外の大型案件を手がける同社が目指す、次世代のコンサルティングファームのあり方を聞いた。


──トップファームでの経験を経て、SYNTHESIS(シンセシス)の立ち上げや参画に至った背景をお聞かせください。

武藤惣一郎(以下、武藤):起業を考え始めたのは40代を目前にしたころでした。新卒から約20年、年々事業拡大していくアクセンチュアでコンサル経験を積み、働く環境としても申し分ありませんでした。でも、外資系ファームが成長していく一方で、日本企業のプレゼンスは年々小さくなっている。「自分のキャリアは今の延長線上でいいのか」と自問し、世界水準で通用する価値を創造する会社を興すことで、日本経済に貢献したいと考えました。

武藤惣一郎 SYNTHESIS Founder&CEO
武藤惣一郎 SYNTHESIS Founder&CEO

Paul Mclnerney(以下、Paul):武藤さんから初めてメッセージをもらった日のことは、鮮明に覚えています。私は2021年からVCであるインキュベイトファンドに参画し、日々、コンサルティングの次の事業モデルを築ける企業を探してきました。そのなかで、武藤さんの「高いコンサルティングスキルをもつプロフェッショナルが、徹底したクライアントフォーカスとAIを駆使した価値提供を追求していく」という思いを聞いて、「これこそが求めていた次世代のコンサルティングファームなのではないか」と感じたのです。

話し始めて数時間後には、パートナーシップを組むことを決断しました。武藤さんとJohnをつないだのも私です。同時期に、マッキンゼーで北米のAIサービスリードとして活躍していたJohnと出会い、これ以上の適任者はいないだろう、と。

John Larson(以下、John):私は米国外のマーケットに興味があり、米国で培ったAIの知見を活かせる機会を探していました。日本は人口に対するコンサルタントの割合がアメリカの約2倍とされ、知見を活用すれば大きな価値を生み出す余地があると感じました。AI活用の浸透フェーズもさまざまで、これからの展開に期待がもてる、魅力的な市場です。

John Larson SYNTHESIS Chief AI Officer
Paul McInerney SYNTHESIS Executive Advisor

武藤:融合を意味する「SYNTHESIS」を社名にしたのは、多様な人たちが一緒に働きポジティブな化学反応を起こしていきたいと考えたからです。今では、50人以上いるメンバーの出身地は12カ国・地域まで広がっている。ダイバーシティはどんどん広がっています。

“やらなければならない仕事”ではなく“やりたい仕事”に集中できる環境を

──SYNTHESISならではのクライアントへのアプローチ、AI活用の事例にはどのような違いや強みがあるのでしょうか。

武藤:私たちが目指しているのは、単にAIを始めとするテクノロジーを活用することではなく、クライアントの真のビジネス変革を実現することです。フォーカスしているのは、どのようなトランスフォーメーションを実現し、エンドユーザーへの提供価値を向上させるのか。

例えば金融機関のウェルスマネジメント領域では、顧客の資産状況や家族構成を踏まえた提案タイミングなど、アドバイザーの経験や力量によって大きく差が出ます。そこで私たちは、トップアドバイザーの業務や提案内容を深く理解し、AIに学習させることで、若手や経験の浅いアドバイザーをガイドする仕組みを開発しています。

John:SYNTHESISはAIファーストの設計思想を持ち、“やらなければいけない仕事”をAIで可能な限り自動化し、よりクリエイティブな“やりたい仕事”に集中できる環境を整えています。

コンサルティングにおいても、クライアントの事業全体の戦略を立てエンドユーザーの気持ちをくんだ体験価値をつくれるプロフェッショナルがより重要になっていく。まずは私たちが、それを体現していきたいですね。

多様なプロフェッショナルが輝く次世代コンサルファームへ

──御社が描く、グローバルな成長戦略を教えてください。

武藤:次世代のコンサルティングに挑もうとするトップクラスのプロフェッショナルは世界中にいます。そのため、SYNTHESISではDay1からグローバルであることを掲げ、リーダーシップチームもグローバルベースで構築しています。同じ志をもつメンバーが集まる起点となったのがたまたま東京だったということで、最初から目線はグローバルにありました。

マーケティングやデザインの専門家、特定分野の研究に取り組んできたアカデミア出身者など、通常のコンサルファームにはいないようなメンバーも多い。さまざまなバックグラウンドをもつメンバーが、徹底したクライアントフォーカスに基づく深いビジネス理解とAI技術の組み合わせで、私たちにしかできない提案を続けています。すでに、ニューヨークやシンガポール、香港にも拠点を構えています。

Paul McInerney SYNTHESIS Executive Advisor
John Larson SYNTHESIS Chief AI Officer

Paul:こうしたコンサルティングの変革の起点が日本に生まれたことには、マーケットの特性も関係しているでしょう。労働人口が減っていく日本市場において、AIを活用した効率化は待ったなしの課題です。デジタル人材割合(米3%対日1%)や労働生産性(米100対日50)には大きな改善余地があります。つまり、非常にアップサイドがあるマーケットだということです。

また、スタートアップを受け入れる環境が整いつつあることも、大きな追い風になっています。コンサルファームの次世代の模範として、どんなバックグラウンドの人も輝けるようなグローバル組織ができれば最高ですね。

John:アメリカとの比較でいえば、日本の企業には「目的をもった職人気質」があると感じています。世界に目を向けながらも、独自の視点から価値あるイノベーションを創出し、品質を極限まで高める力がある。このマインドセットを武器に、技術を使ったビジネス変革のアプローチを洗練させ、世界にもっていくことができれば、とても面白いチャレンジになるでしょう。

武藤:創業時から、次世代を担う若い人たち、そしてコンサルティングを長年経験してきたプロフェッショナルの双方に「SYNTHESISで働いてみたい」「あそこに入ったら楽しそう」と思われる会社をつくりたいと考えていました。大企業でのキャリアパスだけではなく、こうした新しいタイプのコンサルティングファームという選択肢もあるんだと示すことができたらうれしい。

従来の枠にとらわれない考え方や、本当にやりたい仕事に集中できる環境を求める人たちに、「ここでなら自分の可能性を最大限発揮できる」と感じてもらえる場所でありたいですね。

SYNTHESIS
https://synthesis.inc/jp


むとう・そういちろう ◎ SYNTHESIS Founder&CEO。アクセンチュアにて証券プラクティスのアジア太平洋・アフリカ・ラテンアメリカ・中東地区統括マネジングディレクターとして事業戦略策定、AI活用等を主導。2024年3月、SYNTHESISを創業。

Paul McInerney ◎ SYNTHESIS Executive Advisor。リクルートでデジタル事業立ち上げ後、マッキンゼーにてシニアパートナーとして消費財・小売グループ等のアジア太平洋地区責任者を歴任。2021年よりインキュベイトファンド代表パートナー。

John Larson ◎ SYNTHESIS Chief AI Officer。アクセンチュアを経て、マッキンゼーのAIサービス北米リードとして大手企業のAI戦略策定を支援。SYNTHESISの創業時よりChief AI OfficerとしてAIビジネスをリード。ロサンゼルス・東京二拠点で活動。

promoted by SYNTHESIS|text by Rumi Tanaka|photo graphs by Yutaro Yamaguchi|edited by Miki Chigira(HAGAZUSSA)