宇宙

2025.08.12 11:00

ペルセウス座流星群が極大を迎え、金星と木星が大接近する今週の夜空

ペルセウス座流星群(Gabriel Gonzalez (noctografia)/500px/Getty Images)

ペルセウス座流星群(Gabriel Gonzalez (noctografia)/500px/Getty Images)

今週、夜空ではペルセウス座流星群が極大を迎える中、流れ星を背景に金星と木星がめったに見られない至近距離で寄り添う。週末に満月を過ぎたばかりの月が明るく、やや見ごたえは落ちるものの、週の後半は暗い夜空が戻ってきて天体観測に適した条件がととのうだろう。8月12日からの1週間の夜空の見どころをまとめた。

8月12日(火)~13日(水):金星と木星が大接近、ペルセウス座流星群が極大

日の出の約1時間前、東北東~東の低空で、金星と木星がまれに見る大接近をする。地球から見て最も明るい2つの惑星が、視野角1度未満の距離まで近づくのだ。最接近は12日だが、13日もほぼ同じ間隔で並ぶ。

国立天文台
国立天文台

また、13日明け方にはペルセウス座流星群の活動が極大となる。12日深夜~13日未明が見ごろとなるが、月明かりが多くの流星をかき消してしまうため、観測条件は良好とはいえない。

8月15日(金):ペルセウス座流星群を見るチャンス

米カリフォルニア州のアラバマヒルズ上空を流れるペルセウス座流星群の流星(John D. from Pasadena, USA, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons)
米カリフォルニア州のアラバマヒルズ上空を流れるペルセウス座流星群の流星。2024年8月14日撮影(John D. from Pasadena, USA, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons)

ペルセウス座流星群の活動は極大を過ぎてもなお数日間続く。15日ごろになると月の出が遅くなるため、日が沈んでから数時間は暗い空が広がる。16日と17日の週末はさらに月明かりのない時間帯が長くなる。極大を過ぎると流星の出現数は減るが、明るい流星を見られるチャンスでもある。幸運を祈ろう。

8月16日(土):プレアデス星団食

16日深夜~17日未明、下弦の月がおうし座のプレアデス星団(すばる)を隠す「プレアデス星団食(すばる食)」が起こる。英語ではギリシャ神話の7人姉妹になぞらえて「セブンシスターズ」と呼ばれる煌めく星々が、半月の影に次々と隠れては現れる。双眼鏡を使って最高の眺めを楽しんでほしい。

2025年8月16日(東京:午前0時30分ごろ)の東の空(Stellarium)
2025年8月16日(東京:午前0時30分ごろ)の東の空(Stellarium)

8月18日(月):惑星のパレード

日の出の約1時間前に東の空を見ると、木星と金星の右上に月齢24の欠けた月が輝いている。白み始めた低空には水星も顔を覗かせている。来週は、これらの惑星たちが夜空に魅せるパレードが見ものとなる。(「惑星直列」や「惑星整列」といった言葉も目にするだろうが、これは誤解に基づく表現だ)

2025年8月18日、日の出約1時間前(東京:午前4時ごろ)の東~南の空(Stellarium)
2025年8月18日、日の出約1時間前(東京:午前4時ごろ)の東~南の空(Stellarium)

今週の星座:いるか座

日が暮れて空が暗くなったら、「夏の大三角」を構成するわし座の1等星アルタイルの左(東側)にある「いるか座」を探してみよう。小さな星座で、5つの星が「尻尾の生えた菱形」に並んでいるのが特徴だ。夏空を泳ぐ愛らしい天上のイルカである。

いるか座(Shutterstock.com)
いるか座(Shutterstock.com)

今週の星空観察のコツ:地平線を知ろう

水星のように夜明け直前に昇ってくる惑星や1等星を見つけるコツは、地平線(または水平線)を把握しておくことだ。明け方の観測には東の地平線が開けた場所、日没直後の観測には西の地平線が見える場所を探しておこう。野原、湖岸、高台の展望台などが適している。「スカイ・ガイド」や「Stellarium(ステラリウム)」などのアプリを活用すると、どんな天体がいつ観測できるかを事前に確認できて便利だ。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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