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2025.08.11 18:00

心理学者が解説、真の幸せとは? 生涯にわたり幸福を支える「5つの柱」

apomares / Getty Images

2. 関与

楽しいことをして時間を忘れてしまうことはないだろうか。それがフロー状態の特徴だ。2020年の研究によると、フローは単なる気分ではなく、脳のやる気と注意が調和して機能している状態だという。神経伝達物質のドーパミンとノルアドレナリンが放出されてやる気が高まり、気分が高揚する。ここでは、3つの主要な脳の神経回路が相互作用している。

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・「セントラルエグゼクティブネットワーク」によりタスクに集中する

・「サリエンスネットワーク」により雑念が取り除かれ、優先順位がつけられる

・「デフォルトモードネットワーク」が普段絶え間なく働いている思考を休ませ、何にも注意を向けず完全にリラックスしている時に活発になる

望ましい程度に何かに関与する方法は以下の通りだ。

・遠ざかっていたクリエイティブな趣味に再び取り組む。絵画やコーディング、ガーデニング、あるいは新しいレシピに挑戦するなど何でもいい

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・1週間のうち、だらだらと端末を使わない時間を設ける。無意識のうちに端末をさわるのをやめ、パズルなど脳を使うことに積極的に取り組む。活力と精神面で刺激を受けられるよう、何か新しいことを学び始めるのも手だ

何かを始めることに抵抗があるかもしれないが、いったん始めてしまえばエンターテインメントを1時間受動的に楽しむよりも活力と満足感を感じるだろう。フローを定期的に経験している人は人生の満足度が高いだけでなく、ストレスに直面したときの回復力もあるという。自分の人生に有意義に関わることは、人生を実感するために不可欠だ。

次ページ > 3. 人間関係

翻訳=溝口慈子

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