経済・社会

2025.08.10 12:00

トランプ大統領の支持率、2つの世論調査で低下も1つの調査で「わずかに上昇」

ドナルド・トランプ米大統領(Andrew Leyden / Shutterstock.com)

6月30日 純支持率−3:Morning Consultの週次調査(6月27~29日に登録有権者2202人対象、誤差±2ポイント)では、不支持が53%から50%に改善し、支持は45%から47%に上昇した。

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この数値は5月以来の最良であり、イスラエルとイランの間の停戦合意を受け、前週から国家安全保障対応への評価が上向いたことと一致する。

6月23日 純支持率−16:Reuters/Ipsosの調査(6月21~23日に米国成人1139人対象、誤差±3ポイント)では、支持率が前回(6月11~16日)から1ポイント低下して41%、不支持は57%だった。

同調査では、週末に行われたイランの核施設への空爆を支持しないとの回答が最多の45%で、支持は36%、わからないが19%だった。

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6月17日 純支持率−13:Economist/YouGovの調査(6月13~16日に米国成人1512人対象、誤差±3.3ポイント)では、トランプの職務遂行を不支持が54%、支持が41%だった。

同調査では、対イラン対応に関する評価でも支持37%、不支持41%と苦戦している。また、回答者の60%(2024年のトランプ投票者の53%を含む)が、トランプが繰り返し米軍介入を示唆しているイスラエルとイランの紛争に、米国は関与すべきでないと答えた。

6月17日 純支持率−17:Pew Researchの最新調査(6月2~8日に米国成人5044人対象、誤差±1.6ポイント)では、4月の前回から純支持率が2ポイント改善し、支持41%、不支持58%となった。

6月16日 純支持率−6:Morning Consultの最新週次調査(登録有権者2207人、誤差±2ポイント)では、支持46%、不支持52%となり、純支持率は2ポイント悪化した。同社は、これは4月から5月初旬にかけての低迷期と同程度だと指摘している。この下落は「電撃的な関税」発表と同時期に進行した。

6月16日 純支持率−12:Reuters/Ipsosの調査(6月11~16日に米国成人4258人対象、誤差±2ポイント)では、支持率は42%で横ばいだったが、不支持は2ポイント上昇して54%となった。

6月16日 純支持率−4:Harvard CAPS/Harrisの最新調査(6月11~12日に登録有権者2097人対象、オンライン、誤差±2.2ポイント)では、支持率が前月の47%から46%に1ポイント低下し、不支持は50%だった。

Harvard CAPS/Harrisの調査での支持率は、2月の52%以降、毎月低下している。

また9つの個別課題に対する支持率も5月から6月にかけてすべて低下し、いずれも過半数に届かなかった。評価が最も低かったのは関税と通商政策(41%)で、最も高かったのは移民(49%)だった。

6月15日 純支持率−10:NBCの調査(5月30日~6月10日に米国成人19410人対象、誤差±2.1ポイント)では、トランプの職務遂行を不支持が55%、支持が45%と答えた。

6月11日 純支持率−16:クインニピアック大学の最新調査(6月5~9日に登録有権者1265人対象、誤差±2.8)では、支持率が4月の41%から3ポイント低下して38%となり、不支持は1ポイント低下して54%だった。

同調査では、イーロン・マスクに否定的な見方を持つ有権者が57%で、トランプに否定的な見方を持つ有権者は53%だった。一方、マスクが先週トランプを批判する発言をした発端となったトランプの「One Big Beautiful Bill Act」には、過半の53%が反対した。

6月9日 純支持率−10:CBS/YouGovの調査(6月4~6日に米国成人2428人対象、誤差±2.4ポイント)では、トランプの職務遂行を支持45%、不支持55%となった。

マスクとの確執のさなかに実施されたYouGovの別の1日調査(6月5日、米国成人3812人)では、過半の52%が「マスクともトランプともどちらの側にもつかない」と回答し、28%がトランプ側、8%がマスク側、11%が不明と答えた。

6月9日 純支持率−4:Morning Consultの週次調査(登録有権者1867人、誤差±2ポイント)では、支持率が1ポイント改善して47%、不支持は3週連続で51%だった。

マスクとの確執は、両者の公の応酬が重なった最初の2本の調査の時点では、トランプの支持率に影響していないように見える。一方、ロサンゼルスでの強硬な国外退去推進に対する抗議への対応を米国人がどう受け止めているかは、週末に抗議が始まって以降、信頼できる世論調査が出ていないため不明である。

6月4日 純支持率−4:Economist/YouGovの調査(5月30日~6月2日に米国成人1610人対象、誤差±3ポイント)では、2カ月ぶりに不支持が半数未満の49%となり、強くまたはやや支持する人は45%だった。これは、4月19~22日の調査で純支持率−13だった時点からの顕著な改善である。

6月2日 純支持率−5:Morning Consultの調査(5月30~6月2日に登録有権者2,205人対象、誤差±2ポイント)では、前回から支持率が48%から46%に低下し、不支持は51%で横ばいだった。

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翻訳=酒匂寛

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