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2025.08.14 09:15

30代男性の日傘が急増 熱中症対策が美容を上回る

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日傘を今年初めて使い始めた人の中で、30代男性が23%と最も多いことが傘ブランドWaterfront(ウォーターフロント)の調査で明らかになった。50代男性(18%)、40代男性(16%)が続き、男性の日傘利用への関心が急速に高まっている実態が浮かび上がった。

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実用性重視、「熱中症対策」が最多理由

日傘を使用する理由として最も多く挙げられたのは「熱中症対策のため」で74.8%を占めた。次いで「体感温度を下げて涼しく過ごしたいため」(53.8%)、「紫外線による日焼けを防ぐため」(51.3%)が続いた。

注目すべきは、「体感温度を下げる」という快適性を求める声が「日焼け防止」を上回ったことだ。さらに「シミ・しわなどの肌トラブルを予防するため」(33.6%)、「汗をかきたくないため」(26.9%)といった理由も挙がり、日傘の価値が美容から健康・快適性へと多面的に広がっている実態が浮かび上がった。

特に男性にとって、これまで美容目的のイメージが強かった日傘が、猛暑対策の実用的なツールとして再認識されていることがわかる。

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「夏の必需品」認識も男女で格差

日傘を「夏の必需品」と考える人は全体の56.7%に達した。性別で見ると女性は63.3%、男性は40.9%と20ポイント以上の差があり、まだ男性にとって日傘は完全に定着した存在とは言えない状況も見て取れる。

実際、日傘使用時の周囲の目を気にするかという質問では、全体の83.5%が「気にならない」と回答した一方で、男女差が顕著に現れた。女性の74.8%が「全く気にならない」と答えたのに対し、男性は34.7%にとどまり、34.1%が「少し気になる」「とても気になる」と回答している。

男性の約3人に1人が依然として周囲の視線を意識しており、心理的なハードルが残っていることがうかがえる。

実用性重視で利用拡大

日傘デビュー層を30代男性が牽引している背景には、利用動機の根本的な変化がある。暑さや熱中症対策としての実用性が重視されるようになったことで心理的なハードルが下がったのだと考えられる。男性の約3人に1人は依然として周囲の目を気にしており、4割弱が日傘を必需品とは考えていないものの、実用性を重視する傾向は今後も続くだろう。

今回の結果は、スキンケアや美容家電に続く「ジェンダーレス消費」の広がりの一端を表している。健康や快適性への意識の高まりが、性別による商品選択という従来の常識を変えつつあるといえる。


【調査概要】
調査対象:20〜60代の男女1000人
調査期間:2025年8月
調査方法:インターネット調査

プレスリリース

文=池田美樹

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