カルチャー

2025.08.08 12:00

人気キャラクター「ラブブ」模造品巡る詐欺が横行 偽物を見破る方法は

中国発の人気キャラクター「ラブブ」。2025年7月10日撮影(Lars Penning/picture alliance via Getty Images)

ラブブはポップマートが2019年から製造している小さなぬいぐるみで、キーホルダーとして使われることが多い。韓国のK-POPグループ、ブラックピンクのリサや米歌手リアーナ、英歌手デュア・リパといった有名人が愛用していることや、SNS上の「開封」動画で人気が急速に広まったこともあり、ラブブは爆発的に流行した。消費者はポップマートの店舗や自動販売機の前に何時間も列を作り、ラブブを手に入れるために海外まで出向く人もいる。ポップマートは先ごろ、ラブブを巡って客同士が争ったとの報告を受け、英国の全店舗から同商品を撤去した。

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ラブブは通常、中身の見えない箱に入った状態で20~30ドル(約2900~4400円)で販売されるため、購入者は開封するまで商品の色やデザインを知ることはできない。購入者が72人に1人の割合でしか入手することのできない「秘密の」ラブブは、通常商品よりはるかに価値が高いとされ、転売サイトで数千ドル(約数十万円)の値で売り出されていることもある。

偽のラブブを誤って購入する被害者がいる一方で、故意に偽物を入手しようとする消費者もおり、模造品市場は活況を呈している。ラブブの偽物をティックトック上で披露して話題になる事例が後を絶たず、模造品が世界中の店舗に並ぶようになっているのだ。米紙USAトゥデーは、ラブブの偽物である「ラフフ」の検索数がここ1カ月で149%上昇したと報じた。米紙ワシントンポストによると、中国税関はここ数週間で偽物の疑いのあるラブブを約4万9000個押収しており、4月には東部寧波で偽ラブブ製品20万個が押収される事件もあった。

ポップマートは2020年に香港で株式を公開した。フォーブスは、同社の創業者である王寧最高経営責任者(CEO、38)の純資産を229億ドル(約3兆3700億円)と推定。同CEOは6月、フォーブスの中国人長者番付で初めてトップ10入りを果たした。

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forbes.com 原文) 

翻訳・編集=安藤清香

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