5. エイリアン(1979年)
R指定の本作で、シガニー・ウィーバーが演じるクルーのリーダーは、宇宙船で深い眠りから覚醒した後、知的生命体からのものと思われる信号を調べるため、発信源に向かう。だが、船外調査に出たクルーに取りついていたエイリアンの幼体が船内で成長し、悪夢のような大混乱をもたらす。
監督はリドリー・スコット。ウィーバーの主演で続編『エイリアン2』も作られたが、第1作の恐怖とビジョンには及ばない。クルーの胸部を突き破ってエイリアンが現れるシーンは、映画史上においてもとりわけ強烈だ。
4. スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年)
本作は、最も優れた『スター・ウォーズ』映画として大勢から評価されており、筆者も同感だ。家族ドラマからロマンティックな展開、ならず者ランド・カルリジアンの登場まで、『帝国の逆襲』には深みとビジョンがある。何度観ても新しい発見があるはずだ。
マーク・ハミル、ハリソン・フォード、 キャリー・フィッシャーは、反乱軍のリーダーとして再び素晴らしい演技を披露し、ランドを演じるビリー・ディー・ウィリアムズも同様だ。アーヴィン・カーシュナー監督は、名作の続編を手がけることに臆することなく挑んだ。
3. SF/ボディ・スナッチャー(1978年)
この映画は、原題『Invasion of the Body Snatchers(体を奪う者たちの侵略)』の通り、人々が同じ外見の複製体に置き換えられ、徐々に街が乗っ取られていく物語だ。幸いなことに、ドナルド・サザーランドが果敢に立ち向かってくれる。
フィリップ・カウフマンが監督した本作は、時に大げさで不条理だが、常に楽しませてくれる。公開当時は評価的にも興行的にも不発だったが、時とともに娯楽映画としての価値が認められるようになった。
2. ターミネーター2(1991年)
これは、第1作よりも続編の方が優れている珍しいケースだ(もう1本は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』)。
アーノルド・シュワルツェネッガーが演じる旧型ターミネーターは、未来社会で抵抗軍のリーダーになる少年ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を抹殺するため現代に送り込まれた新型ターミネーターと対決する。ただし今回は、母親のサラ(リンダ・ハミルトン)も戦う準備ができている。
ハミルトンのアクションシーンは、映画における女性の新たな基準を打ち立てた。また、感情を育んでいくAIヒューマノイド役で驚くほど繊細な演技を見せたシュワルツェネッガーは、ジェームズ・キャメロン監督によるR指定の本作に深みをもたらしている。
1. ブレードランナー(1982年)
当リストで『エイリアン』に続く2作目となるリドリー・スコット監督は、4人のレプリカント(人造人間)を追跡する元専任捜査官デッカード(ハリソン・フォード)の物語において、SF映画としてはもちろん、歴代の全映画の中でもとりわけ長く愛される傑作を生み出した。ただしデッカードも、ショーン・ヤング演じるレプリカントの1人を愛してしまう。
この作品の深遠な哲学的背景と、言うまでもない「あの結末」は、『ブレードランナー』に不朽の人気をもたらし、30年以上経った後に制作された続編も傑作となった。原作は、フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(邦訳:早川書房)。


