映画

2025.08.09 12:00

伝説の日本アニメから3D作品の金字塔まで「史上最高のSF映画」50選〜Vol.2

『メトロポリス』のシーンより、主演のブリジット・ヘルム(右)ほかロビーカード、ルドルフ・クリン・ローゲ(LMPC via Getty Images)

15. スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年)

当リストに選ばれたスター・ウォーズ映画は2本あり、どちらもオリジナル三部作に属している。この作品は、「ジェダイ(騎士団)」志望の青年が、2体のドロイド、宇宙の密輸業者、機知に富んだ姫と一緒に冒険する物語だ。マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーの出世作で、史上最も愛される映画の一つにも挙げられている。

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ジョージ・ルーカスが監督し、興行的にも評価面でも成功した。『スター・ウォーズ』フランチャイズを構成する映画とドラマのタイトル数は数十にもなり、ディズニーの主力コンテンツとなった。

14. メッセージ(2016年)

残念ながら、SF映画の主演に関していうと、多様性が実現しているとは言い難い。そんな中、本作はエイミー・アダムスが女性主人公を演じた珍しい作品だ。

彼女は、言語学チームを率い、地球にやって来たエイリアンと意思疎通しようと試みる。アクションと、地球外生命体の意図をめぐる興味をそそられる謎により、素晴らしい作品になっている(原作はテッド・チャンの中編小説「あなたの人生の物語」、邦訳:早川書房)。

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ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督したPG-13指定の本作は、ジェレミー・レナーとフォレスト・ウィテカーも出演し、大ヒットを記録した。

13. スタートレックII カーンの逆襲(1982年)

劇場版『スタートレック』シリーズ第2作には、カリスマ的なリカルド・モンタルバンが、カーク船長の最大の宿敵カーン役で出演している。カーンは、USSエンタープライズの士官2人を捕らえ、壮絶な対決を引き起こす。

ニコラス・メイヤーが監督したPG指定の本作には、ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、ジョージ・タケイほかが出演している。

12. マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年)

1979年のオリジナル版も出来が良く、この12位に入れ替えてもいいくらいだが、2015年のリメイク版で主演したシャーリーズ・セロンとトム・ハーディの演技はほぼ完璧で、映像はまさに圧巻だ。

終末後の世界で、マックス(ハーディ)とフュリオサ大隊長(セロン)は、邪悪な武装集団から逃れるために協力する。ジョージ・ミラーが監督した本作は、R指定ながら大ヒットした。

11. アバター(2009年)

当リストの中で最も高い興行収入を記録した本作は、その驚異的なCGによって、SF映画の新基準を打ち立てた。

サム・ワーシントンが演じる、下半身不随の元海兵隊員は、衛星パンドラの美しい世界でアバターとなる。彼は、先住民族ナヴィの娘サルダナと恋に落ち、彼女と共に、ナヴィ族存続のために戦う。

ジェームズ・キャメロンが監督したPG-13指定の本作は、想像力豊かで魅力的な世界観によって特大ヒットとなり、世界歴代興行収入1位の座を約10年間保った。2022年の続編も大成功を収め、第3作も制作中だ。 

第62回全米監督協会賞のステージに上がった『アバター』の主演サム・ワーシントン(左)とゾーイ・サルダナ(右)(Alberto E. Rodriguez/Getty Images for DGA)
第62回全米監督協会賞のステージに上がった『アバター』の主演サム・ワーシントン(左)とゾーイ・サルダナ(右)(Alberto E. Rodriguez/Getty Images for DGA)

残り10作品は、Vol.3で紹介していきたい。お楽しみに。

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forbes.com 原文

翻訳=高森郁哉/ガリレオ

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