映画

2025.08.08 15:00

地球の終末も、愛も描いた「史上最高のSF映画」50選〜Vol.1

『地球に落ちて来た男』のシーンより、科学者を演じたリップ・トーン(左)と、地球に落ちてきた異星人役で映画初主演を務めたデビッド・ボウイ(右)(Screen Archives/Getty Images)

45. ミクロの決死圏(1966年)

リチャード・フライシャー監督によるこのユニークな冒険映画では、分子サイズに縮小された潜航艇とその乗組員が、脳内出血を起こした科学者(ジーン・デル・ヴァル)を救うため、彼の血液中に進入する。

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ラクエル・ウェルチも出演したPG指定の本作は、興行成績は振るわなかったが、その後広く愛される映画となった。

44. スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!(1984年)

このリストには、「スター・トレック」シリーズの複数作品が登場するが、その理由は明らかで、クルーたちが魅力的な物語を紡いでいるからだ。1984年の本作では、感情を抑制したバルカン人のスポック(レナード・ニモイが演じ、監督も務めた)に光が当てられる。死んだと思われたスポックを救うため、USSエンタープライズの仲間たちが決死のミッションに臨む。

43. インデペンデンス・デイ(1996年)

ウィル・スミス主演で7月4日(米国独立記念日)の週末に公開されたいくつかの大作のうち、初期のヒット作に数えられる作品だ。

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オールスターキャスト(スミス、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム、ヴィヴィカ・A・フォックス、メアリー・マクドネル、ジャド・ハーシュほか)が演じる登場人物らが、エイリアンの侵略から地球を救うべく奮闘する。

大統領役のプルマンは、こう演説する。「もしこの日を勝ち取れば、7月4日はもはや米国の祝日ではなく、世界が声を揃えてこう宣言した日として知られるようになるだろう。『我々は、おとなしく夜の闇へ消えることはない!』」──この場面で、立ち上がって歓声を上げないように。

42. メン・イン・ブラック(1997年)

ウィル・スミスは、『インデペンデンス・デイ』の翌年に主演した『メン・イン・ブラック』で、人間社会に紛れて暮らすエイリアンたちを管理し、一般市民に知られないよう監視する秘密機関エージェントの物語を描いた。続編とリブート作も観る価値があるが、スミスとトミー・リー・ジョーンズの化学反応が素晴らしいオリジナルが最高だ。

マーベルのコミックを原作としたバリー・ソネンフェルド監督作で、PG-13指定。観客からは愛されたが、批評家の評価はやや低い。

『メン・イン・ブラック』のウィル・スミス(左)とトミー・リー・ジョーンズ(右)(Columbia Pictures/Getty Images)
『メン・イン・ブラック』のウィル・スミス(左)とトミー・リー・ジョーンズ(右)(Columbia Pictures/Getty Images)

41. ドニー・ダーコ(2001年)

公開された後にその影響と評価が高まり続けた本作では、ジェイク・ギレンホールが演じるティーンエイジャーが巨大なウサギに出会い(これは現実か幻覚か?)、世界の終わりが迫っていると警告される。その後、ジェット機のエンジンがドニーの家に落下する。難解なところもあるが、独創的な展開に引き込まれる。

リチャード・ケリーが監督したR指定の本作には、ドリュー・バリモアと、ジェイクの姉マギー・ギレンホールも出演している。

40. プレデター(1987年)

強力で長期にわたるフランチャイズの幕開けとなるアクションホラー映画。米国政府から雇われた傭兵(アーノルド・シュワルツェネッガー)が救出任務に臨むも、すぐに超自然的な事態に直面する。

ジョン・マクティアナン監督によるR指定の本作は、批評家の受けはよくなかったが、興行的には成功した。

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翻訳=高森郁哉/ガリレオ

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