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2025.08.25 11:00

天才時計師、アントワーヌ・プレジウソをあなたは知っていますか

端正なドレスウォッチから前代未聞のハイコンプリケーションまで手がける独立時計師アントワーヌ・プレジウソ。その情熱と哲学は息子へと継承されている。


かつての時計師は、芸術的な作品をすべて自分の手で生み出していた。そういった時計製造の伝統を守る時計師がいる、彼の名はアントワーヌ・プレジウソ。ジュネーブ時計学校を首席で卒業した彼は、ジュネーブの最高峰の名門時計ブランドで腕を磨き、独立後は希少なアンティークピースの修復を通じて幅広い知識と経験を得た。

「私にとって時計とは、精密工学と芸術的感性の融合であり、伝統と革新を体現し、時代を超えた美学を表現するものです。私がつくり出す時計たちは、テクノロジーの極致であり、そして詩でもあるのです」とアントワーヌ・プレジウソは語る。

その後、彼は多くの老舗時計ブランドの複雑時計の開発を通じて名声を博していき、1986年には自身の名を冠した時計ブランドを設立。当時は安価なクオーツウォッチが全盛期だったなかで、機械式ムーブメントを採用した端正なドレスウォッチ「シエナ」を発表する。旅先、イタリアの古都シエナでの出合いの物語が形になった作品だ。

「私は機械式時計には、まだ居場所があると確信していました。そして、物語やある種の魂の宿る機械式時計をつくっていきたいと考えていたのです。ブランドのデビュー作としてシエナを選んだことは大胆な賭けでしたが、私は自分の価値観に忠実でありたかった。そして本物は必ず認められると信じていました」

シエナ アントワーヌ・プレジウソが自身の名をブランド名として冠し、1986年に発表した初のコレクション「シエナ」をアップデート。旅先のイタリアの古都シエナにあるマンジャの塔の時計からインスピレーションを得た装飾針が特徴で、ダイヤル素材はマザー オブ パールを使用しており、柔らかな発色も魅力。34.5㎜というサイズで、ダイヤのないモデルもあるのでユニセックスで楽しめる。自動巻き、SS×ダイヤモンドケース、ケース径34.5㎜。¥1,782,000
シエナ アントワーヌ・プレジウソが自身の名をブランド名として冠し、1986年に発表した初のコレクション「シエナ」をアップデート。旅先のイタリアの古都シエナにあるマンジャの塔の時計からインスピレーションを得た装飾針が特徴で、ダイヤル素材はマザー オブ パールを使用しており、柔らかな発色も魅力。34.5㎜というサイズで、ダイヤのないモデルもあるのでユニセックスで楽しめる。自動巻き、SS×ダイヤモンドケース、ケース径34.5㎜。¥1,782,000

トゥールビヨンの革命児

各種の複雑機構を操る彼だが、そのなかでも特にトゥールビヨン機構の改良・開発に力を注いできた。アブラアン-ルイ・ブレゲが1801年に特許を取得したこの機構は、重力が一方向にかかり続けることで生じる精度変化を解消するための複雑なメカニズムをもつ。本来は精度追求のための実用的な機構なのだが、アントワーヌはそこに詩的な魅力を感じたという。

「トゥールビヨンとは、重力や精度、そして時間そのものを司る機械的なバレエです。私はそのメカニズムに命を吹き込み、呼吸させ、踊らせるのです。私が創造するトゥールビヨンは、伝統と革新への賛辞であり、最高峰の時計製造技術の過去と未来を結ぶ架け橋なのです」

ジ アート オブ トゥールビヨン トゥールビヨン機構を探求してきたアントワーヌ・プレジウソらしく、搭載するスケルトンムーブメントCal.APG/28Tは、110時間のロングパワーリザーブを備えた高性能仕様。優美さとシャープさを併せもつトノーケースは完璧なプロポーションを誇り、ムーブメントのブリッジには熟練職人によるハンドエングレービングが施されているので、アート作品としての価値も高い。手巻き、18KPGケース、ケース縦52×横42㎜。世界限定1本。¥49,000,000(参考価格)
ジ アート オブ トゥールビヨン トゥールビヨン機構を探求してきたアントワーヌ・プレジウソらしく、搭載するスケルトンムーブメントCal.APG/28Tは、110時間のロングパワーリザーブを備えた高性能仕様。優美さとシャープさを併せもつトノーケースは完璧なプロポーションを誇り、ムーブメントのブリッジには熟練職人によるハンドエングレービングが施されているので、アート作品としての価値も高い。手巻き、18KPGケース、ケース縦52×横42㎜。世界限定1本。¥49,000,000(参考価格)

そんな思いが宿る彼のトゥールビヨン機構の代表作は、創造性に満ちている。ひとつだけでも超複雑な機構をなんと3つも搭載し、それらが連動し互いに共鳴しながら美しく時を刻むのだ。このトリプルトゥールビヨンは、2005年にプロトタイプ「3ヴォルーション トリ トゥールビヨン レゾナンス 3」として発表。

そして10年後の2015年には、惑星と衛星の動きをヒントに機構もデザインもブラッシュアップした大作「トゥールビヨン オブ トゥールビヨンズ」が製品化された。3つの国際特許で保護されたこの時計は時計界のアカデミー賞と呼ばれるジュネーブ時計グランプリにてイノベーション・ウォッチ賞とパブリック賞をダブル受賞し、大きな話題となった。

トゥールビヨン オブ トゥールビヨンズ TTR3 メテオ スペースビュー 親子で共同開発したトリプルトゥールビヨン機構Cal.AFPTTR-3Xは、共振することで安定した精度を実現。それぞれのキャリッジが1分で1回転しつつ、機構が収まるプレートは1時間に6回転する複雑なメカニズムだ。ケース素材には、アントワーヌが1980年代からいち早く採用してきた隕石をくり抜いて使用。切削時に現れる複雑な模様は、ひとつとして同じものはない。手巻き、メテオライトケース、ケース径45㎜。世界限定1本。価格は要問い合わせ。
トゥールビヨン オブ トゥールビヨンズ TTR3 メテオ スペースビュー 親子で共同開発したトリプルトゥールビヨン機構Cal.AFPTTR-3Xは、共振することで安定した精度を実現。それぞれのキャリッジが1分で1回転しつつ、機構が収まるプレートは1時間に6回転する複雑なメカニズムだ。ケース素材には、アントワーヌが1980年代からいち早く採用してきた隕石をくり抜いて使用。切削時に現れる複雑な模様は、ひとつとして同じものはない。手巻き、メテオライトケース、ケース径45㎜。世界限定1本。価格は要問い合わせ。

実はこの時計は、アントワーヌ・プレジウソにとって、もうひとつ大きな意味をもつ。それは、これがアントワーヌの息子フローリアンとの10年に及ぶ研究開発の結晶ということだ。

父から息子へと受け継がれる情熱

フローリアン・プレジウソは、父に憧れて時計師を志し、父と同じジュネーブ時計学校を、父と同様に首席で卒業。名門時計ブランドで研鑽を積んだのちに、2006年に父と共に働くことを選んだ。

「息子が時計師としての人生を選択し、成功を収めていることを誇りに思っています。彼には優れた職人だけに備わる正確性と忍耐力、時計製造への情熱がある。そして彼のいちばんの強みは、伝統に則った技術面の厳格さと、最新技術を積極的に取り入れるバランスにあります」

どれだけ強い信念をもっていても、事業が拡大すれば、理想を貫くことは難しくなる。だからアントワーヌ・プレジウソは、ファミリービジネスであることを守り抜く。それはブランドのコアバリューが伝統と革新、自由で大胆なクリエイティビティにあり、その独創性を守るため。そして同じビジョンを共有するファミリーでその技術や情熱を継承することで、ブランドを永続させ、その価値を維持するためである。

「時計は単に技術を誇るものではなく、感情に訴えるものでなければなりません。私のすべての作品には物語があります。輝く流星を見てそれを時計にしたいと思った幼少期の記憶、旅先での出会い、手元に舞い降りたてんとう虫。感情を呼び起こすすべてが私の作品作りの原動力です。からくり時計のような詩的な作品をつくるのもその一つです。私にとって時計は技術の粋と芸術の融合であり纏う芸術です。そして私は創造性をもってそれを追求し続けたい。誰もやっていないことに果敢に挑戦し続け、業界におけるベンチマークでありたいのです」

時計は時間を知るための実用的な道具である。しかしアントワーヌ プレジウソ ジュネーブの時計には、つくり手の思いがこもっている。そして優れた技術や天才的なひらめき、素材やデザインの物語など、時間を知ること以上の価値がある。多忙な日々を送るビジネスパーソンだからこそ、大切な時間を示す時計は、信念を込めて選びたい。アントワーヌ プレジウソ ジュネーブの時計は、それにふさわしい。

一新時計
03-6631-0087


アントワーヌ・プレジウソ◎時計師、アントワーヌ プレジウソ ジュネーブ創業者。1957年スイスのジュネーブ生まれ。イタリアにルーツをもつ時計ケース製造業を営む家庭に生まれ、幼少期から時計に魅せられる。1978年にジュネーブ時計学校を首席で卒業し、パテック フィリップや世界的に権威のあるオークション会社を経て1981年に独立。アンティーク時計の修復の傍ら自身の時計製造も行い、1996年より独立時計師アカデミーに所属。複雑機構の名手として名高く、ハイエンドウォッチからエレガントなドレスウォッチまで、一点ものを含む少量生産の独創的な作品を展開。

フローリアン・プレジウソ◎時計師。1982年ジュネーブ生まれ。ジュネーブ時計学校を首席で卒業後、2006年より現職。機構開発を得意とし、母校で教壇に立つ。バイクを好む活動的な一面も。

promoted by 一新時計 / direction by Akira Shimada | text by Tetsuo Shinoda