会話はキャッチボールです。相手の意見を聞いたら「そういう考えなんですね」と、いったんボールを受けとめたあと「私はこう考えています」と、相手にボールを投げ返します。人は、自分の話をきちんと聞いてもらったと感じると、異なる意見にも耳を傾けようと思います。ところが「反対です」などといきなり否定すると、それは受けとらずに打ち返す「ラリー」です。相手もほかの意見など聞きたくなくなり、攻撃的な言葉の応酬になってしまうことも。
「違う」「反対」という否定的な言葉を使わなくても、自分の意見として伝えれば、反対意見があることは伝わります。会話はいわば「I’m OK, you are OK」のくり返しです。相手の意見を尊重しながら自分の考えを伝えるのがコツなのです。会話上手になるために、このルールを心得ておきましょう。
●意見がないこともうまく伝える
○:みなさんの意見に合わせます。
×:何でもいいです。/私のことは気にしないでください。
複数人で何かを決めるとき「何でもいい」「私のことは気にしないで」と言う人がいますが、そう言われるとかえって周囲が気を遣ってしまうことも。遠慮や謙遜のつもりでも、言い方によっては反対に「私」の存在をアピールすることになりかねません。本当に何でもよいなら「みなさんの意見に合わせます」と、決定権をほかの人に委ねる明確な意思表示をしましょう。
ただし、そのあとに「そんな話になったならやっぱり反対」とは言えません。何か希望があれば「○○以外ならできます」と、事前に伝えてから委ねると、周りも話を進めやすくなります。
あとから決定した報告を受けたら「承知しました。話し合いありがとうございました」とお礼を言いましょう。自分の代わりに話し合いをしてもらったときは、感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。
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