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2025.08.25 11:00

若き工芸作家が描く、日本のものづくりの「伝統と革新」

Forbes JAPANによる、世界を変える30歳未満、30人の日本人を表彰する「30 UNDER 30」。2023年度から新設されたMUFGによる特別賞を受賞したのは、伝統技術で自らの感性を表現し、日本のものづくりの新たな可能性を示す3名の若き工芸作家たちだ。


社会貢献活動として2023年度から始動した「MUFG工芸プロジェクト」。「伝統と革新」をコンセプトに、日本のものづくりが宿す豊かな技と表現の可能性を、多様な角度から照らしている。国内外での展示活動や、「30 UNDER 30 JAPAN」での若手工芸作家の支援もその一環だ。

2025年度の特別賞を受賞したのは、漆と自然素材を組み合わせた楽器「水環琴」を生み出した太田魁(以下、太田)、漆に卵殻貼りを施し独自の造形に昇華する時田早苗(以下、時田)、金属製の遊び心あるコンテンポラリージュエリーを展開する浅利侑希(以下、浅利)。若き才能たちが、日本のものづくりの次なる姿を鮮やかに示している。

思わぬ出会いが呼び寄せた工芸の世界

漆芸作家の太田は、自ら命名した擬音楽器「水環琴」(みなわのこと)を制作。レインスティックに着想を得たもので、竹を削った弦を螺旋状に竹の内部へ打ち込み、刻んだ葦を入れることで水流のような音を奏でる。

作家:太田魁 タイトル:水環琴『葉影』 素材:竹、漆、葦、麻布、錫粉 サイズ:φ75 W530 (mm)
作家:太田魁 タイトル:水環琴『葉影』 素材:竹、漆、葦、麻布、錫粉 サイズ:φ75 W530 (mm)

同じく漆芸に取り組む時田は、乾漆技法で成形した漆に卵殻や螺鈿を貼り付け、動物の愛らしい姿を表現。

作家:時田早苗 タイトル:赴くままに-ペンタス 素材:漆、麻布、卵殻、アワビ貝、金粉、銀粉 サイズ:W90 D90 H90 (mm)
作家:時田早苗 タイトル:赴くままに-ペンタス 素材:漆、麻布、卵殻、アワビ貝、金粉、銀粉 サイズ:W90 D90 H90 (mm)

金工作家の浅利は、「おもちゃのジュエリー」というコンセプトで、車やレール遊びにヒントを得たカラフルなジュエリー、金属のビーズを絹糸で編んだ指人形などを展開している。

作家:浅利 侑希 タイトル:プレイフル パペット 素材:シルバー950、絹糸 サイズ:W55 D22 H63 (mm)
作家:浅利 侑希 タイトル:プレイフル パペット 素材:シルバー950、絹糸 サイズ:W55 D22 H63 (mm)

──素材や技法と出会い、魅了されたきっかけを教えてください。

太田:高校時代は、生物の構造や仕組みを技術に応用する「バイオミメティクス」に関心があり、当初はその研究を志していました。ですが次第に、伝えることへの興味が強まり、美大のオープンキャンパスに足を運ぶようになりました。そこで出会ったのが、漆濾紙(漆の汚れを取るための和紙)が自然に固まったものを箸置きに仕立てた作品でした。「自然に固まる」という漆の性質に面白みを感じ、漆芸の道に進むことを決めました。

浅利:私も大学のオープンキャンパスで工芸に出会いました。工芸コースの教室を覗いたところ、学生の方が真っ赤に熱した鉄の塊を一瞬で葉っぱの形に打ち出している姿を見て「これだ!」と、直感的に感じました。金属は、手を動かした分だけすぐにかたちとして応えてくれる素材です。作業中の自分の気持ちや迷いまでもが、細部にそのまま現れます。だからこそ、自分自身にも素材にも真剣に向き合う覚悟がなければ、完成には至れません。そうした素材の持つ純粋さに、私は惹かれているんだと思います。

時田:私はもともと高校でデザインを学んでおり、大学でも同じ道に進むつもりで予備校に通っていました。ある日、隣の教室で工芸の授業が行われていて、学生が彫金をしている様子を見て初めて、「素材と向き合い、突き詰めていく」という工芸の姿勢に惹かれたのが、工芸に興味を持ったきっかけです。デザインは幅広く物事を扱う一方で、工芸は素材と対話することでしか生まれない造形がある。その違いに惹かれたことも、決め手になりました。漆芸を選択したのは造形がしやすく、素材としての扱いやすさも感じたからです。

技法と対話しながら、表現を掘り下げる

──表現において大切にしていることを教えてください。

時田:卒業制作で白くまをモチーフにした作品をつくったことをきっかけに、卵の殻を全面に貼る「卵殻技法(らんかくぎほう)」を取り入れるようになりました。この技法はもともと、白いモチーフを描くなど、部分的な装飾に使われることが多いのですが、その柔らかな風合いに惹かれて、私はあえて全面に敷き詰める方法を選びました。卵殻には、殻ごとにわずかな色の違いや質感の個性があるため、そうした違いを丁寧に組み合わせていくことで、動物の肌や表情によりリアルなニュアンスが生まれると感じています。

浅利:大学1年生のころ、コンテンポラリージュエリーの巨匠たちの作品に出会ったことが、ジュエリーという分野に関心を持つきっかけでした。ジュエリーには、見るだけでも楽しく、身につけることで愛着が深まり、さらに身体に触れるからこそ特別な存在になる、そんな魅力があります。「使う人が楽しめるジュエリー」を考えたとき、遊び心や想像力が自然と湧いてくるようなもの、たとえばおもちゃのようなジュエリーがあっても面白いのでは、と思うようになりました。素材には真鍮やビーズなどを用いつつ、装飾性や構造の面でも、手にしたときにワクワクさせられるようなかたちを模索しています。

金工作家 浅利侑希
金工作家 浅利侑希

太田:『水環琴(みなわのこと)』の原型は、南米の民族楽器・レインスティックです。現在の活動拠点が金沢であり、雨が多いことから、身近な存在だった雨音を再現した楽器として制作に取り掛かりました。展示をする際は、「記憶の中の雨の情景に意識を通わせる」というコンセプトのもと、常に作品の横に立って演奏していました。

あるとき、制作した一本から雫の落ちるような音が鳴るのに気づき、現在の水環琴の構想が始まりました。そこから、自分の記憶にある音の感触を探るように、構造を少しずつ変えながら改良を重ねていきました。

学生時代はよく散歩をしていて、特に夜の犀川によく通っていました。夜風を感じながら流れる水の音を聴いていると、感情や思考が落ち着いていくのを感じました。音と記憶がつながっていることに気づいたこと。それがこの作品の始まりだったのですが、水の音は普遍性ゆえに特定の記憶ではなく、さまざまな記憶やいつもとは違った意識状態への通路を開くのではないかという考えに至りました。

無常に流れ続けるものを目で見て、耳で聴くことの繰り返しのなかで、この楽器に備わっている本質的な部分を現在でも思考しています。制作においては、できるだけシンプルにすることを心がけ、竹や葦などを用いて水の流れを思わせる音をつくるために、内部構造にも工夫を重ねています。

──作品を通して、どのような思いを届けたいと考えていますか。

時田:小さな子どもが思わず駆け寄って触れたくなるような、そんな可愛らしさを大切にしながら作品づくりをしています。漆というと、漆黒の地に螺鈿をあしらった、どこか厳かで格式高いイメージを持たれることが多いかもしれません。でも私は、もっと気軽に触って楽しめる、親しみのある漆の表現を追求したいと思っています。その思いから、題材には子どものころから好きだった動物を選ぶようになりました。動物の柔らかなフォルムや表情に、自分自身が癒されたり元気をもらってきたこともあり、それを漆という素材に託すことで、見る人にもふっと心がほどけるような感覚を届けられたらと考えています。

漆芸作家 時田早苗
漆芸作家 時田早苗

浅利:私も、思わず手を伸ばして触れたくなるような作品を目指しています。使う人の手で完成していくような、そんな“余白”のあるジュエリーをつくりたいと思っています。最近は、“遊べる”だけでなく、金属という素材そのものの表情をもっと楽しんでもらえるようなジュエリーをつくりたいと考え、素材の研究を進めています。金属には「冷たい」「重い」「硬い」といったイメージがありますが、そうした特徴もむしろ魅力として引き出せるはずだと感じています。今制作している指人形は、金属のビーズを絹糸で編んでいて、ひんやりとした感触が心地よく、手にそっと沈み込むような仕上がりになっています。

太田:僕のアイデアは、ほとんどすべて散歩中に生まれるのですが、道端に落ちていた葉っぱのかたちや、名もない花の一輪に心を動かされる瞬間があります。そうした“いいな”と思う感覚を、作品に込めてかたちにしていきたい。たとえば漆でそうした一瞬を定着させて器にすることで、自分の見ている世界を他の人と共有できるような感覚が生まれる。作品が、世界と人のあいだをつなぐ仲介役のような存在になればと考えています。

また、『水環琴』の演奏を通じて、自分が体験するような意識の変化──たとえば風に吹かれて、自分が風になったように感じるような感覚を、聴く人にも味わってもらえたらと思っています。水の音は毎日のように耳にしているけれど、楽器として演奏してみると、その音のもつ力に改めて気付くことは多いです。水の流れる音に意識を傾けるときのように、演奏中は時間も忘れて没入することがあります。そうした曖昧で浮遊するような感覚を介して、世界の見え方が少し変わるような、そんな体験につながる作品をつくっていきたいです。

受け継ぐこと、変えていくこと

──工芸は、先人たちが伝統を守りながら革新を重ねてきた、時代を映し出す表現のひとつでもあると思います。ご自身は「伝統」と「革新」をどのようにとらえていますか。

太田:伝統は「遺伝子のようなもの」だと感じています。受け継がれていくものもあれば、時代の流れで淘汰されるものもある。僕たち工芸作家は、そうした技法を土台にしながら作品をつくっています。僕たちそれぞれの視点や価値観が突然変異のように革新を起こすこともあり、工芸の世界の多様性を広げていくのだと思います。

例えば『水環琴』の原型であるレインスティックは南米発祥とされていますが、文化的な背景は曖昧なかたちでしか現代に受け継がれていません。しかし、楽器の構造だけは残り、現在の日本で触発された僕が『水環琴』を制作している。ここに、隔世遺伝のような面白さを感じています。最先端の表現に見えるものでも、実はとても原始的な遺伝子を宿していることがあるのではないでしょうか。

漆芸作家 太田 魁
漆芸作家 太田魁

意図的に革新を起こすというより、制作という営みのなかで遺伝子的な要素が残り、そこから革新が生まれ、また伝統になっていく。そうして工芸の土壌が豊かになっていくのだと思います。

時田:私は、まず伝統的な技術をきちんと身につけたうえで、その先にある自分なりの表現を追求したいと考えています。現在取り組んでいる卵殻技法も螺鈿や蒔絵と同じく古くからの技法で、漆の美しさを引き立てるために編み出されたのだと思います。この技法を学びつつ、私は卵殻の色そのものの魅力をどう引き出すかに力を注いでいきたいです。

大学では、技法を学ぶと同時に、「自分にとっての表現とは何か」が常に問われていました。自分の試みがいずれ伝統と呼ばれるようになるかはわかりませんが、先人たちの技術の延長線上で、今の私にできる表現を模索しているところです。

浅利:私もまさに素材に向き合い、自分のつくりたいものを探っているところです。指人形の制作を通して、こんなことを考えるようになりました。絹糸で編んだ指人形は、時間が経てば糸が脆くなっていき、切れて壊れてしまう。けれど、バラバラになったビーズを誰かが見つけて、その穴に糸を通して別の何かを生み出してくれるかもしれない。作品がそのままの形で残るより、使ったり壊れたりしながら、誰かの遊び心を引き出し続ける。今は、そんな在り方に惹かれています。

──最後に、今後の活動と展望を聞かせてください。

太田:工芸に限らず、音楽や写真、詩などさまざまな表現に挑戦しているので、自分でもまだ気づいていない感覚や考えを掘り起こし、作品づくりに活かしていきたいと考えています。また、自然を模倣するバイオミメティクスの考えを、表現に取り入れていきたい。今後も自然のなかに出かけて、植物や土地の背景を調べ、自分自身の直感力を磨きつつ、漆芸と自然の新しい結びつきを見出せるような作品や表現を模索します。

時田:最近、海外からの漆への注目度が高まってきていると感じます。だからこそ、漆を最も美しく見せる日本の伝統技法は、日本の財産としてしっかり継承したいと思っています。あくまで土台は技法にあり、そこから自分の表現を展開していきたいです。

同時に「伝統工芸は格式が高くて、触れにくいもの」というイメージを、もっと身近なものに変えていきたいという思いもあります。まずは卵殻の柔らかさや動物の造形を「可愛い」と感じてもらい、そこから漆芸の技術に関心を持ってもらえたらうれしいです。

浅利:私は今、素材に向き合う段階です。最近は、シルバー、真鍮、銅、プラチナなど、使う素材の種類をどんどん増やしています。それぞれの特徴や表情を研究し、表現の幅を広げていきたいと考えています。海外も含め、たくさんの人に作品を見て、実際に手に取ってもらえる機会を増やしていけたらと思っています。


日本のものづくりを支援するMUFG工芸プロジェクト

三菱UFJフィナンシャル・グループは2023年8月、日本の工芸文化を未来につなぐための新たな支援プロジェクトを立ち上げた。そこには、社会や地球の持続可能性を見据え、課題解決につながる共創の場を育てていきたいという思いが込められている。このプロジェクトを牽引するのは、経営企画部ブランド戦略グループ部長 チーフ・コーポレートブランディング・オフィサーの飾森亜樹子(以下、飾森)。今回は、飾森にプロジェクトの軌跡と、その先に描く支援のかたちについて話を聞いた。

三菱UFJフィナンシャル・グループ 経営企画部 部長 チーフ・コーポレートブランディング・オフィサー 飾森亜樹子
三菱UFJフィナンシャル・グループ 経営企画部 部長 チーフ・コーポレートブランディング・オフィサー 飾森亜樹子

──「MUFG工芸プロジェクト」の意義と活動の広がりについてお聞かせください。

MUFGはパーパスとして「世界が進むチカラになる。」を掲げ、社会課題の解決に全社をあげて取り組んでいます。なかでも、社会貢献活動の優先領域の一つに「文化の保全と伝承」を位置づけており、我々の金融機関としての“つなぐチカラ”を活かして伝統工芸の衰退という課題に向き合い、同じ思いをもつ方々との「支援の輪」を広げていきたいという思いから、2023年に本プロジェクトを立ち上げました。

今年で3年目を迎え、「工芸の伝統と革新」をテーマに展示や講演などを通じて可視化・発信することで、多様な立場の方々との対話が生まれています。こうした活動を通じて、同じ志を持つ企業や自治体、団体とのつながりが徐々に広がっており、一般の方々への理解促進にとどまらず、ビジネスパーソンや経営層との連携、地域との協業など、新たなビジネスの芽も育ち始めています。

──挑戦を続ける若き作家たちの姿から、学ぶべき視点がありましたらお聞かせください。

若き作家のみなさまの姿は、日本のものづくりの根幹となる精神と技術、そして日本の文化や価値観に深く根ざしていることを改めて思い起こさせてくれます。そこには、歴史や経験の積み重ねとともに、技術・高い品質へのこだわりと厳格さ、細部にわたる精緻な美意識が確かに受け継がれています。

一方で伝統技術と培った文化を生かしつつ現代にアップデートしようとする新たな挑戦が、作品そのものだけでなく、素材選びや素材の融合、新たな製作手法、用途や売り方の新展開などさまざまな形で表れていることに感銘を受け続けています。改めて伝統工芸の価値を高め、日本の競争力の象徴として世界に広めていく意義を感じています。

──若手作家への支援として取り組まれている「KOGEI ARTISTS LEAGUE」の概要についてお聞かせください。

若手作家の発表と販売の機会を支援する目的で「KOGEI ARTISTS LEAGUE」を実施しました。2024年1月にエントリーを開始し、東京藝術大学名誉教授であり本プロジェクトの総合監修を務める秋元雄史氏をはじめ、世界で活躍する13名の工芸作家がサポーターとして選考や交流会に参加。2025年3月には最終選考会が行われ、22名のファイナリストが選出されました。

このリーグでは、大賞や順位づけを設けず、選出された22名すべてを「ファイナリスト=トップ」と位置づけています。これは、工芸における伝統と革新を支えるためには、世代やジャンルを超えた交流と、自由で開かれた学びの場が必要だという考えに基づいた取り組みです。

今後は、ファイナリストに対する継続的なインセンティブや学びの仕組みも検討しており、世界を舞台に活躍するための経験や挑戦の機会を支援していきます。第一回は関東甲信越+北陸エリアでの開催となりましたが、今後はこの動きを全国に広げていきたいと考えています。

──今後予定している活動についてお聞かせください。

まず1つ目は、より若い世代に工芸の魅力を届け、ファン層を広げるために情報発信に一層注力していきます。この夏から、全国各地の工芸作家・作品を取材し、Instagramのリール動画として紹介する取り組みも始めました。2つ目は、金融という本業を生かしながら、地方創生に資する支援を拡大していくことです。

伝統工芸は地場産業として地域経済を支えてきましたが、現代のライフスタイルの変化により、販路や需要の面で厳しい状況が続いてきました。しかし近年では、エコで丁寧な暮らしへの関心が高まり、商品の魅力を引き出すプロデュースや作り手の背景にある物語を伝えることで共感を呼び、購買につながる例も生まれています。

私たちはこうした成功事例を起点に、地域同士が学び合いながらブランディングやビジネス創出に取り組める仕組みを整備し、工芸を通じて地域のファンを増やし、人材育成や人口流入といった社会課題の解決にもつなげていきたいと考えています。


おおた・かい◎1997年生まれ。京都府出身。2023年、金沢美術工芸大学大学院修士課程 美術工芸研究科修了。同年 金沢卯辰山工芸工房入所。23年、ヴァンクリーフ&アーペル デザイン スカラシップ受賞。南米発祥とされるレインスティックを参考に自身で考案した擬音楽器、水環琴(みなわのこと)を中心に漆を用いた作品を制作。

ときた・さなえ◎1996年生まれ。東京都出身。2022年、東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻 漆芸研究分野修了。23年に金沢卯辰山工芸工房入所。20年に大学卒業制作でサロン・ド・プランタン賞を受賞。22年、東京藝術大学修了作品展修了作品買い上げ(東京藝術大学美術館蔵)。24年に第80回記念金沢市工芸展で北陸放送社長賞を受賞。卵殻や螺鈿を用い、愛らしく親しみやすい漆芸作品を制作。

あさり・ゆき◎1999年生まれ。宮城県出身。2024年東北芸術工科大学大学院 芸術文化専攻 工芸研究領域 修了。同年に金沢卯辰山工芸工房入所。複数のジュエリー展に入賞。車をモチーフにしたジュエリーや金属をビーズにして編んだ指人形などコンテンポラリージュエリーの「おもちゃのジュエリー」シリーズを展開。

Promoted by MUFG / photographs by Kayo Takashima / text by Honami Kawakami / edited by Aya Ohtou(CRAING)