デジタルネイティブ世代の中高生は、どのような未来を描いているのだろうか。ソニー生命保険が中高生を対象にした「思い描く将来についての意識調査」を実施。その結果を公開している。
それによると、まず将来の夢について、中学生は「好きなことを仕事にする」が53.5%で最も高く、次いで「安定した毎日を送る」が50.5%、「趣味を充実させて生きる」が50.0%と続いている。一方高校生は、「安定した毎日を送る」が49.9%で最も高くなり、次いで「好きなことを仕事にする」「趣味を充実させて生きる」が43.5%と続いている。中高生ともに「安定した毎日を送る」が上位を占め、コロナ禍や物価高などを経験してきて、世の中の動きに動じない安定した日々を求める思いの表れかもしれない。

将来なりたい職業は、中学生男子が「公務員」が16.0%でトップだった。昨年の「YouTuberなどの動画投稿者」から順位を上げ、「公務員」へと変化したことは、より現実的で安定を求める傾向を示している。一方女子は「歌手・俳優・声優などの芸能人」が15.0%と昨年に続いて1位に。アイドルになれるチャンスが中学・高校時代に限られることから、夢の実現への思いが強い可能性もある。

高校生の将来なりたい職業は、男女ともに1位は「公務員」だった。高校生になると夢よりも現実を見据える傾向が見られ、「YouTuberなどの動画投稿者」や「歌手・俳優・声優などの芸能人」はいずれも5位にとどまっている。




