6. マドリード(スペイン)/人口:約350万人
マドリードには、非常に高い評価を受ける美術館が3軒ある。そのひとつが、世界有数の近代・現代アート作品のコレクションを誇るソフィア王妃芸術センターだ。サルバドール・ダリやジョアン・ミロの作品のほか、1937年に開催されたパリ万国博覧会のスペイン館に展示するものとして、ピカソが制作した『ゲルニカ』を所蔵している。
プラド美術館は1819年の開館以来、フランシスコ・デ・ゴヤやエル・グレコ、ルーベンスをはじめとする国内外の画家たちの作品に加え、ディエゴ・ベラスケスの『ラス・メニーナス』や、ヒエロニムス・ボスの三連祭壇画(トリプティーク)、『快楽の園』といった古典的な作品を展示している。また、ティッセン=ボルネミッサ美術館は、ルネサンス期の作品からポップアートまで、膨大な数の個人コレクションを所蔵している。
現代アート作品の購入が目当てなら、ギャラリーが立ち並ぶラバピエス地区のドクトル・フォルケット通りに行ってみるのもおすすめだ。
7. アムステルダム(オランダ)/人口:約93万3000人
アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)は、レンブラントの『夜警』やフェルメールの『牛乳を注ぐ女』、フランス・ハルスやヤン・ステーンの作品など、世界的に知られるオランダ黄金時代の作品の数々を所蔵している。
また、ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)は世界的に愛される芸術家の一人、ゴッホの作品を約700点所蔵しており、世界最大規模のコレクションを築いている。さらに、隣接するアムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum Amsterdam)には、ピート・モンドリアンやアンディ・ウォーホル、艾未未(アイ・ウェイウェイ)などの現代アート作品が展示されている。
8. ウィーン(オーストリア)/人口:約200万人
王家による長年の芸術への投資のおかげで、ハプスブルク帝国の都だったウィーンは、多くの美術館を擁する世界有数の美しい街になっている。壮麗なベルヴェデーレ宮殿にある美術館の一つには、グスタフ・クリムトの『接吻』を含む名作が収蔵されている。また、多数のグラフィックや素描のコレクションで知られるアルベルティーナ美術館は、アルブレヒト・デューラーやモネ、ピカソなどの作品の数々も所蔵しいる。さらに、レポルド美術館は、世界最大のエゴン・シーレのコレクションを持つことで知られる。
クリムトだけでなく、精神分析を治療法として確立したジークムント・フロイトや作曲家で指揮者のグスタフ・マーラーなどの足跡をたどったり、歴史あるカフェのひとつで、この街が発祥の地である「ザッハトルテ」を楽しんだりできるのも、ウィーンの魅力だ。


