インスタグラムの投稿が、グーグルなど検索エンジンの検索結果ページに表示できるようになり、ビジネスにとってさらに強力なSEO(検索エンジン最適化)ツールのひとつとなった。経営者や起業家にとって大きなプラス材料であり、このアップデートを自分の事業の認知度アップに活用しない手はない。その手法を紹介しよう。
何が起きているのか?
7月10日からインスタの投稿やプロフィールを検索エンジンに「インデックス」できるようになった。これは、あなたの投稿がグーグルの検索結果に表示され、これまでよりも多くの潜在顧客の目に触れる可能性があることを意味する。
潜在顧客の目に触れる可能性がアップ、ビジネスにとって絶好のツール
今回のアップデートは、事業を行うすべての人にとって朗報だ。次のようなチャンスがある。
・ウェブサイトやブログを展開していなくても、検索エンジンでより目にしてもらいやすく、探してもらいやすくなる
・これまでより多くの潜在顧客があなたのインスタのコンテンツを閲覧できる
・露出が高まることで、インスタのプロフィールやウェブサイトへのオーガニックトラフィックが増える可能性がある
・インスタのコンテンツがエバーグリーン(長期的価値を持つ)になる。つまり、投稿されてから長い間、検索結果に表示される可能性がある
SNSとSEOの境界線は曖昧に
今回のアップデートは一部の経営者にとっては驚きではないだろう。SNSと検索の境界線はすでに曖昧になっている。SNS運用プラットフォームを展開するSprout Social(スプラウト・ソーシャル)の調査によると、現在Z世代の41%がSNSをオンライン検索の主な手段として利用しており、この数字は従来の検索エンジンを利用する人の割合31%を上回る。実際、フォーブスの調査ではZ世代が検索エンジンとしてグーグルを使う割合は25%減少していることが示されている。
SNSは今や、ソーシャルであると同時に検索チャネルでもある。今回のアップデートは、まさに「ソーシャル検索」の次なる進化だ。



