宇宙

2025.08.05 17:30

幻想的な「チョウザメの満月」の月の出を見よう、今週の夜空

英イングランド南西部ファルマスで、沖合に昇る「スタージョンムーン」の満月。2022年8月11日撮影(Hugh R Hastings/Getty Images)

英イングランド南西部ファルマスで、沖合に昇る「スタージョンムーン」の満月。2022年8月11日撮影(Hugh R Hastings/Getty Images)

北半球の8月は、日が落ちても気温が下がらず、夜は長く、何より暗くなるとすぐに天の川が見える。星空観察にもってこいの季節といっていい。とはいえ、今週は「チョウザメ月」の異名をもつ満月が昇るため、夜の大半を月明かりが照らし、天の川を見つけるのは少し難しいだろう。8月5日からの1週間の夜空についてまとめた。

8月9日(土):「スタージョンムーン」の満月が昇る

夕暮れ時に東からオレンジ色に輝く満月が昇り、黄色へと色を変えながら夜空を彩る。米先住民の農事暦で「スタージョンムーン(チョウザメ月)」と呼ばれるこの満月は、9日の日本時間16時55分に「望」となり、日没直後に美しい光景を見せてくれる。東の地平線や水平線を見晴らすことができる場所で、幻想的な月の出を拝む絶好のチャンスだ。

米ニュージャージー州カーニーから見たニューヨーク・マンハッタンの高層ビルとワン・ワールド・トレード・センターの背後に昇る「スタージョンムーン」の満月。2023年8月1日撮影(Gary Hershorn/Getty Images)
米ニュージャージー州カーニーから見たニューヨーク・マンハッタンの高層ビルとワン・ワールド・トレード・センターの背後に昇る「スタージョンムーン」の満月。2023年8月1日撮影(Gary Hershorn/Getty Images)

今週の星:アルクトゥルス

うしかい座の1等星アルクトゥルス(アークトゥルス)は、北半球の夏で最も有名な星のひとつ。この時期は西の空に輝いていて、北斗七星を目印にすれば簡単に見つけられる。「ひしゃくの柄」のカーブをそのまま伸ばした「春の大曲線」を辿っていくだけでいい。アルクトゥルスは赤色巨星で、太陽系からわずか37光年の距離にある。全天で4番目に明るい星である。

カナダ・サスカチュワン州サイプレスヒルズの上空に輝く北斗七星とアルクトゥルス。2022年8月撮影(Alan Dyer/VW Pics/Universal Images Group via Getty Images)
カナダ・サスカチュワン州サイプレスヒルズの上空に輝く北斗七星とアルクトゥルス。2022年8月撮影(Alan Dyer/VW Pics/Universal Images Group via Getty Images)

今週の星座:こと座

今週は月が出ているが、明るい星や星座のいくつかはそれでも見つけやすいだろう。1等星ベガを中心とする小さいながらも印象的な星座、こと座もその一例だ。ベガは、今月暗くなってから東~南東の空の高い位置に見える「夏の大三角」の一角をなす。三角形を形づくる明るい星のうち、最も天頂近くに光っている。ベガの近くに、小さな平行四辺形の星の並びを探してみてほしい。こと座には、小型望遠鏡で観測可能な環状星雲(M57)もある。

こと座(Shutterstock.com)
こと座(Shutterstock.com)
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forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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