暮らし

2025.08.08 07:15

「避難場所」と「避難所」の違い、8割が知らない防災の落とし穴

外出時に災害が発生した場合の帰宅意識は、「避難場所などにとどまり、状況が落ち着いてから帰宅する」が44%であった。ただ「公共機関が復旧しだい帰宅する」「公共機関が止まっていても、歩いて帰宅する」が合わせて56%となり、少しでも早く自宅へ帰りたいと思う人のほうが多いことがわかる。

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自分が住んでいる場所ではなく他の地域で災害が起きたときの考えや気持ちについては、「テレビ・新聞」「インターネット」で積極的に情報収集する人は7割前後。一方、「ボランティアへの参加を検討する」「寄付をする/検討する」「SNSで積極的に情報収集する」は半数を下回った。情報収集はSNSよりテレビやインターネットが多いことから、SNSでの偽情報や誤情報の拡散を警戒している可能性がうかがえる。

人間は、災害が起こるたびに防災意識は高まるが、しばらくすると薄れてしまうものだ。自分の身を守るためにも、基本的な防災知識の習得し、防災訓練にも積極的に参加することで、家族や地域コミュニティとの連携が強化され、意識変革や具体的な行動へとつながることだろう。

出典:クロス・マーケティング「災害に関する調査(2025年)意識編」より

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文=飯島範久

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