北米

2025.08.05 14:00

全米150校に拡大の教育スタートアップが破産し突然の学校閉鎖、創業者は新たな道へ?

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突然の閉鎖で置き去りにされた生徒と保護者

今回の一件は単なる経営判断ミスとその後の破綻にとどまらないものだ。HGEとガイドポスト・モンテッソーリの崩壊は突然で、多くの家族が学期の途中で子どもが通う学校を失った。CBSは、デンバーではガイドポストの学校5校が予告なしに閉鎖されたと報じている。

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生後4カ月の頃から娘をガイドポスト・モンテッソーリに通わせていたケイトと名乗る女性は、「先生たちはとても愛情深く、献身的だった。娘が信頼してきた先生たちと一緒にいられなくなるのは悲しい」とコメントした。「今後4週間のうちに、空きがあって、私たちが求める価値観やケアと合致する学校を探さないといけない」。

バージニア州の地域密着型メディアLoudonNowによれば、現地のガイドポスト校はあまりに急に閉鎖されたため、教師や生徒の持ち物が校内に置き去りにされたままだったという。

同校に2人の息子を通わせていた警察官夫婦のエレナ・ティングは、家族の助けを借りながら代わりの学校を探している。「メールが届いていたが、朝起きると友人からその件についてのメッセージが入っていて『なんてことだ、どうすればいいんだ?』って思った」と彼女はコメントした。

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また、ミルウォーキーのWTMJの報道によれば、あるガイドポスト校の保護者が通知を受け取ったのは、3月の学校閉鎖のわずか数週間前だったという。「とても苛立っているし、本当に怒っている」と保護者のモンテ・ドリスコルはTMJ4ニュースに語った。「彼らは、家族や子どもを利用している。子どものために最善を尽くそうとしている家庭を追い込み、混乱と苛立ちの渦に巻き込んでいる」。

このような事態は、約140校で繰り返された。HGEの崩壊は単なるビジネスの話に見えるかもしれないが、教育分野の企業が行き詰まり、消えていくときには、必ず生徒、保護者、教師、そしてその家族たちが巻き添えになる。

破産計画の裏で、創業者たちは新たな道へ

今回の破産計画が最終的に承認されれば、スポンサーである2アワーラーニングは、自社の拡大を続ける教育関連事業のポートフォリオに新たな企業を加えることになる。マリス・メンデスは現在、GGEの米国法人のCEOを務めている。

一方、ガーン夫妻はすでに新たな学校を立ち上げており、「テキサス州ヒルカントリーの美しい土地で、先駆的な教育者が丹精込めて作った夢の学校」と称したプロモーションを行っている。筆者はX(旧ツイッター)経由でガーンにコメントを求めており、返信があればこの記事に追記したい。

HGEの破産計画には、多くの利害関係者、海外および国内の投資家、ガーン夫妻、そしてHGEの子会社の代表が含まれている。この計画は、残る7校の雇用とサービスを守りたいという意向を示している。しかし、その他の大多数のこの学校の顧客にとっては、すべてが手遅れだ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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