2. エヌビディア(NVDA)
●基本データ
・株価:176.75ドル(米国記事執筆時点)
・売上成長年数:5年連続
・過去3年の売上成長率:71.3%
・過去3年のEPS成長率:102.6%
・今後5年間におけるEPS成長率の予測:20.5%
・ROIC:81.4%
●事業概要
エヌビディアは高性能GPUおよび関連ソフトウェアを設計・販売しており、主な収益源はAIに対応したGPUなどを含むデータセンター向け製品である。2024年以降、同社はAIチップ市場で圧倒的なシェアを獲得している。
●注目ポイント
エヌビディアの株価は年初来で31.6%上昇しており、過去5年間では1601.8%もの上昇を記録している。現在、世界で最も時価総額の高い企業となったエヌビディアは、2024年度第2四半期決算以降、AIチップの需要が急増したことを背景に、四半期ごとに売上高を大きく伸ばし続けている。
エヌビディアは、その市場における地位、顧客基盤、そして技術力のいずれにおいても他社と一線を画しており、実質的に唯一無二の存在となっている。同社のビジネスから大きくシェアを奪える競合が出てくるとは考えにくい。
AIインフラに対する需要の見通しは依然として非常に力強く、同社のような立ち位置は極めて好ましい。シティグループのアナリスト、アティフ・マリクは最近、2028年におけるAIチップ市場規模が5630億ドル(約83兆1300億円)に達すると予測しており、これは従来の見通しから13%の上方修正となっている。また、グーグルの親会社であるアルファベットは、今年だけでデータセンターに750億ドル(約11兆800億円)を投資すると発表している。
2025年4月を期末とする四半期決算では、売上高は前年同期比69%増、非GAAPベースの希薄化後EPSは同33%増となっている。
3. モトローラ・ソリューションズ(MSI)
●基本データ
・株価:429.97ドル(米国記事執筆時点)
・売上成長年数:4年連続
・過去3年の売上成長率:9.7%
・過去3年のEPS成長率:17.7%
・今後5年間におけるEPS成長率の予測:18.9%
・ROIC:45.8%
●事業概要
モトローラ・ソリューションズは、セキュリティ関連製品や陸上無線通信製品などを提供している。その売上の70%は公共機関から、残りの30%は製造業や小売業など民間企業から得ている。
●注目ポイント
モトローラ・ソリューションズの株価は、今年に入って7.4%下落している。直近2四半期における決算内容は良いものだったが、2025年度第1四半期および第2四半期における同社の慎重な業績見通しが投資家の不安を招いた。
とはいえ、今後2四半期にわたる成長期待の鈍化は、モトローラにとって致命的な問題ではない。同社には依然として注目すべき点が複数存在している。
・継続的な収益構造:同社の売上高のおよそ半分は、継続的なサービス収入に基づくものである。複数年契約も豊富であり、これが健全な受注残と安定した収益の確保につながっている
・成長機会:モトローラはM&Aを積極的に展開しており、2015年以降で70億ドル(約1兆300億円)を投資している
・資本配分:モトローラは営業キャッシュフローの55%を自社株買いや買収に、30%を配当、15%を設備投資に充てている
2025年5月1日を期末とする四半期決算において、モトローラは前年同期比で売上高6%増、非GAAPベースのEPS13%増を達成している。


