4. 回答プロセスに入る前にまず盲点を指摘させて、あなたの視野や思考の幅を広げる
誰にでも盲点はあるものだ。だが、そもそも検討することを考えもしないところにこそ、最良のアイデアが隠れている。ChatGPTを思考のパートナーにして、自分が見過ごしている重要なコンテクストを特定するように依頼しよう。
以下に挙げるシンプルな一手で、凡庸なプロンプトを、強力なものに一変させられる。言及し忘れていた重要なポイントをカバーすることで、ユーザーの視野も広がり、得られる回答の質も上がるはずだ。
「私のリクエストを見直し、完全に見逃していた視点を指摘してほしい。まったく逆の視点を持つ人なら、何を考えるだろうか? 私は考慮していないが、この分野の専門家であれば問いかけるであろう質問を3つ挙げるとしたら何になるか?
私の思考を安全圏から脱却させるよう促し、この状況のより網羅的な全体像を得られるようにサポートした上で、私の最初の問いかけに答えてほしい」
5. ChatGPTに、トップクラスの専門家レベルの回答を求める
平均レベルの問いからは、平均レベルの回答しか得られない。だが、一般論レベルの回答を受け入れてしまうことによって、自分自身を過小評価してしまう事業主が、あまりに多いのが現状だ。
ChatGPTに対しては、あらゆる分野のトップクラスのエキスパートのように考えるよう促そう。そうすれば、ChatGPTとのやり取りは、凡庸なものから、並外れたものへと一変する。無難なところで満足するのをやめ、レベルアップして、自分の仕事で達成したい、一番高いレベルに見合うような回答を求めるために、以下のようなプロンプトを投げかけてみよう。
「私からの質問に対しては、私の仕事上の目標についてあなたが知っている情報に基づいて、私が専門とする分野の上位1%に属する専門家であるように回答してほしい。
まず、大半の回答には含まれていないが、ワールドクラスの回答には含まれるであろう要素について教えてほしい。次に、私の質問に答えてほしい[ここに質問を入力]。
回答には、微妙なニュアンスや、一見直感に反する知見、広範な経験がなければ知り得ない、高度な戦略を必ず含めてほしい。この分野で真に最高クラスの専門家の行動において、平均的な実務者と違うところはどこなのか?」
まとめ:ChatGPTプロンプトを磨き改善することで、常に精度の高い回答を手に入れる
ChatGPTから得られる回答の質に関して、人間が主導権を持ってコントロールしよう。問いかける側が設けた基準に基づいて、回答の質を評価させよう。論理的思考のプロセスを説明させ、間違いがあれば早めに気が付くようにしよう。
回答プロセスを始める前に、ChatGPTが具体的に必要とする情報があれば、それを要求させるようにしよう。見過ごしている点は何かと問いかけて、自分が抱える盲点をあぶり出そう。専門家レベルの思考を求めて、回答の要求水準を高めよう。
突っ込んだ回答が得られる手前で、問いかけをやめてしまう起業家は本当に多い。だが、ChatGPTをうまく訓練すればするほど、最高の思考パートナーになっていくはずだ。


