音楽

2025.08.05 17:00

オジー・オズボーン、ビルボード・チャートの「9割を独占」

Gus Stewart/Redferns

Gus Stewart/Redferns

スーパースターのミュージシャンが死去すると、その代表的な楽曲がファンによって購入、またはストリーミングされ、ビルボード・チャートを席巻することは珍しくない。オジー・オズボーンもまた、そうした形で称えられた伝説的ミュージシャンのひとりとなり、ソロ名義の楽曲や、彼が所属したブラック・サバスの楽曲が米国の複数のチャートに登場している。

中でも、あるチャートにおいては、オズボーンの影響力と人気によって彼の独占状態を生み出している。

オジー・オズボーン、あるチャートの90%を独占

オズボーンの楽曲が先週のHard Rock Digital Song Salesチャートの9割を独占した。同チャートには10曲しか掲載されていないが、そのうち9曲がオズボーンのソロ曲、あるいはブラック・サバスの楽曲である。

最上位の3曲はいずれもソロ作品だ。『Mama, I'm Coming Home』は数週間前に首位を獲得して以来、再び1位に返り咲いた。それに続いて『Crazy Train』が2位、『No More Tears』が3位にランクインしており、同曲はチャートイン3週目にして過去最高位を記録した。

『Close My Eyes Forever』などが初登場

また、同チャートではオズボーンの作品が新たに3曲初登場している。リタ・フォードとのデュエット曲『Close My Eyes Forever』、バラード調の『Dreamer』、そして『Shot in the Dark』である。これら3曲はそれぞれ8位、9位、10位にランクインした。

『Paranoid』が自己最高位に返り咲き

オズボーンのソロ楽曲に挟まれるかたちで、ブラック・サバス名義の2曲もチャートインしている。『Paranoid』は5位に再浮上し、自己最高位に返り咲いた。一方『Iron Man』は6位で再登場し、かつて記録した最高位である4位にあと一歩届かなかった。

唯一、オズボーンの独走に割って入ったのが『Changes (Live from Villa Park) Back to the Beginning』である。この楽曲は、オルタナティブ界の実力派であるヤングブラッドを中心に、ヌーノ・ベッテンコート、フランク・ベロ、アダム・ウェイクマン、IIが参加した作品で、今週4位に初登場した。この曲が別のタイミングでリリースされていれば、オズボーンがビルボード・チャートの全枠を埋め尽くすという、極めて珍しい快挙を達成していた可能性もあった。

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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