バケツに入れた洗剤の水を適宜取り替えながら、シートベルト(ここにも臭いが染み込む)も含む車内全体を拭いていく。車内に染み込んだ臭いを除去するには、布用消臭剤の使用が効果的だ。ある専門家は、エアコンを稼働させて臭いを集め、フロントガラス下部の送風口からワイパーハウジング内に「ファブリーズ」を少量噴射することを推奨している。エアコンの風はハウジングを通って車内にファブリーズの香りを放出するとともに、閉じ込められた臭いを最小化する。
シミを取り除く
変性アルコールは、インクや化粧品、靴の擦れ痕、コーヒーなどの落としにくいシミや汚れに効果的だ。アルコールを布に注ぎ、軽く拭き取る。汚れのついた内装の表面に直接噴射してはいけない。「Tide to go(タイド・トゥ・ゴー)」のような布用のシミ抜きペンや、防錆潤滑剤として知られる「WD-40」も、急いで汚れを落としたいときには役立つ。
清潔に保つ
車内の臭いを防ぐ最良の方法は、臭いの元となる汚れを放置しておかないことだ。しかし、完全に除去するのが難しい臭いもある。悪臭を撲滅する1つの方法は、重曹や猫砂を数さじ振りかけ、しばらくそのまま放置して、臭いを吸収させた後、掃除機で吸い取る。場合によってはこれを何度か繰り返す必要があるだろう。
最後に一言アドバイス
当然ながら、まだ新車に近い状態の車や本革内装の車は、取扱説明書の指示に従うか、あるいは内装クリーニングの専門家にすべて任せることが最善の方法だ。迷ったときはメーカーの正規販売店に相談してみよう。


