大阪・関西万博のウォータープラザを舞台とする「アオと夜の虹のパレード」は、会期中毎晩2回上演される水上スペクタクルショーだ。
水と空気をモチーフに生命の躍動を表現したスペクタクルアートは、私たちの心をどう動かし、未来をどう変えるのか。
アーティストとしても活躍する香取慎吾が、ショーのクリエイティブディレクターである田中直基と共にショーを観覧し、クリエイティブへの想いを語り合った。
「いやー素敵でした!そして、水と空気を通じて、いのち!を感じました」
会場のウォータープラザから取材場所に到着するなり、純粋な感動を口にした香取。実は「アオと夜の虹のパレード」のクリエイティブディレクターを務めた田中とは、過去にある接点がある。2020年4月、コロナ禍で田中が企画した、俳優やアスリートら37人がビデオ通話する「話そう。」プロジェクト」(サントリーグループ)に、香取も参加。「これまでも、これからも。私たちは、つながっている。」というメッセージを、台本のない会話で表現するムービーを軸にしたプロジェクトだ。
「先日、香取さんのソロアリーナツアー“Circus Funk2025”にもお邪魔したんですが、お客さんの笑顔が本当に記憶に残っていて。僕自身、あんなに笑ったアーティストライブは初めてかもしれないです。今思えば、「話そう。」は、僕たちふたりに共通する、クリエイティブで社会や人を笑顔にしたり、元気づけたりすることの『原体験』になっているような気がします」(田中)
「規模感」はサイズではなく体験の大きさ
サントリーホールディングスとダイキン工業が共同で実施する「アオと夜の虹のパレード」は、生命の根源である「水」と「空気」がテーマ。大阪・関西万博のメインテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にも呼応する、万博を代表するイベントのひとつだ。夜空に虹がかかる奇跡の瞬間に水と空気の記憶が溢れ出し、あらゆる生命が歓喜の祝祭をあげる様が約20分のストーリー仕立てで繰り広げられていく。




