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2025.08.03 14:00

今秋登場、次世代iPhone 17 Proは50ドル値上げか?

sdx15 / Shutterstock.com

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この9月、アップルがiPhone 17シリーズを発表する際に、長く論争の的となってきた「価格はいくらになるのか」という問いに答えに関するレポートが出た。その中には、良い話と悪い話しの両方が含まれている。

ジェフリーズのアナリスト、エディソン・リーが投資家向けにまとめた新メモが、Xへの投稿で引用された。このメモでは、想定される値上げ幅と対象モデル、そしてその根拠を2つ挙げられている。

「ジェフリーズは、部品コスト上昇と中国との関税を相殺するため、iPhone 17 Slim/Pro/Pro Maxモデルで50ドル(約7400円)の値上げを予測している。インド生産分や業界関税によるその他のコスト圧力はまだ織り込まれていない」

以下、その内容を確認する。

iPhone 17シリーズは50ドル値上がりする

レポートによれば、登場が見込まれる4機種のうち、iPhone 17 Pro(16 Proは999ドル[税込15万9800円]〜)とiPhone 17 Pro Max(16 Pro Maxは1199ドル[税込18万9800円]〜)の2機種が50ドル値上がりするという。なお新たな超薄型モデル iPhone 17 Airは、現行ラインナップに対応モデルがない。

この値上げにより、iPhone 17 Proは1049ドル(約15万4600円)以上、iPhone 17 Pro Maxは1249ドル(約18万4000円)以上となる見込みだ。

一方、標準モデルのiPhone 17については値上げの言及がなく、現行iPhone 16と同じ799ドル(約11万7700円、16の日本での価格は税込12万4800円)〜からになるとみられる。

値上げの理由

アナリストが挙げた根拠は2つある。第一に部品コストの上昇、第二に中国製端末の輸入に課される関税の影響だ。

もっとも関税情勢は流動的で、新型iPhoneの発売時には状況が好転している可能性も、悪化している可能性もある。

またアップルはインドでの生産を拡大しており、中国より低い関税を見込んでインド製端末の比率を高めようとしている。

ウォール・ストリート・ジャーナルの先行報道によれば、アップルは値上げの理由を公には部品コストや関税ではなく、新機能やデザイン変更の対価として説明する可能性が高い。とはいえ、過去には大胆な新デザインが導入された年でも価格が据え置かれた例があるため、最終的な判断は消費者に委ねられるだろう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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