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2025.08.01 09:00

米メタのザッカーバーグCEO、世界長者番付で3位に浮上 株価急騰で

米メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)。2024年4月13日撮影(Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

米メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)。2024年4月13日撮影(Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

米メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は7月31日、フォーブスの世界長者番付で米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス会長を抜き、3位に躍り出た。メタの株価は第2四半期の利益が市場予想を上回ったことを受け、急騰した。

ザッカーバーグCEOの純資産は同日、約12%増加して2684億ドル(約40兆4700億円)と評価された。メタの株価は11%以上上昇し、今年2番目に大きな上げ幅となった。同社の株価は4月に今年最低値を記録して以降、40%上昇している。

フォーブスの世界長者番付では、メタの株式の13%を保有するザッカーバーグCEOが、2474億ドル(約37兆3000億円)の資産を持つベゾス会長を抜いて世界で3番目に裕福な人物となった。一方、アマゾンの株価が2%近く上昇したことで、ベゾス会長の純資産も約45億ドル(約6800億円)増加している。

世界で最も裕福な人物は依然として米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEOで、資産額は7月31日時点で4035億ドル(約60兆8300億円)となっている。続いて、米オラクルのラリー・エリソン会長が保有資産3060億ドル(約46兆1300億円)で2位につけている。

メタの株価はなぜ上昇しているのか?

メタの株価とザッカーバーグCEOの資産が急騰する前日、同社は第2四半期の売上高と利益が予想を大きく上回ったと発表していた。メタの第2四半期の売上高は前年同期比22%増の475億ドル(約7兆1600億円)、1株当たりの利益は同38%増の7.14ドル(約1077円)だった。同社の売上高は12四半期連続で、利益は10四半期連続で市場予想を上回っている。メタは「人工知能(AI)への取り組みと事業運営」に関連する機会を積極的に追求しながら設備投資の増額を発表しており、多くの投資家はここ数カ月間の同社のAIへの投資拡大に注目している。

米マイクロソフトは同日、株価が約4%上昇し、米エヌビディアに続き、時価総額が4兆ドル(約603兆円)に達した2番目の企業となった。マイクロソフト株式の約3%を保有するスティーブ・バルマー元CEOの純資産は、同社の最近の株価上昇で約49億ドル(約7400億円)増え、1490億ドル(約22兆4600億円)となっている。フォーブスの推定によると、バルマー元CEOは米グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリン(1515億ドル、約22兆8400億円)に次ぐ、世界で8番目に裕福な人物だ。その下には仏高級ブランドグループ、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンのベルナール・アルノー会長(1429億ドル、約21兆5400億円)がつけている。

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メタ、第2四半期決算が市場予想を大きく上回る 予想超えは10四半期連続

forbes.com 原文) 

翻訳・編集=安藤清香

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