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2025.08.03 09:15

債務整理の致命的な誤解 1000人調査で判明した人生のウソ

Getty Images

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借金の返済額を減らすことができる債務整理について、多くの人が誤解をしているようだ。一生ローンが組めなくなるなどの間違った不安から相談のタイミングを見誤り手遅れになってしまうケースや、よくわからず途中で諦めてしまうケースもある。債務整理の専門家が歯がゆい思いを打ち明けた。

cielo azul(シエロアスール)が運営する「債務整理相談ナビ」は、債務整理をしたことのある503人、債務整理を扱っている弁護士または司法書士501人を対象に「債務整理の認識の差」について調査を行った。それによると、まず債務整理を決意したタイミングは、「1カ月の返済額が生活費を超えた」ときと答えた人がもっとも多く45.3パーセントだった。続いて、取り立てが頻繁に来るようになった、裁判所から通知が届いたなどとなっている。

このように、生活が立ち行かなくなってからでは遅いと専門家は考える。もっと早く来てほしかったと感じるケースとして、「自己破産しか選べなくなっていた」、「差し押さえ直前だった」、「ヤミ金に手を出していた」などがあげられた。

債務者が相談をためらう理由は、債務整理をすると一生ローンが組めなくなる、ブラックリストに載ったら一生消えない、家族や職場にバレる、手続き後は働けないといった誤解のためだ。また、自己破産すれば借金がゼロになる、手続きはすべて専門家に丸投げできるという、逆に楽観的な誤解をしている人も多く、過度な期待でトラブルを招く恐れがあるという。

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文 = 金井哲夫

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