世界経済フォーラムによれば、2030年までに現在仕事で使われているスキルの約40%が不要になるという。
しかし、こうしたスキルの変化が予想されているにも関わらず、多くの求職者はいまだに、AIのような将来の中核スキルに一切触れていない履歴書を提出している。つまり、時代に取り残されているということだ。
そうした求職者が何百社に応募しても返事すら来ない一方で、AI認定資格やスキルを持つ人は企業から優先的に選ばれていく。なぜなら、企業はそうした人材をより強く求めているからである。
実際、AWSの最新調査によれば、企業の約92%が今年、生成AIスキルを要件とするポジションの採用を予定していると回答している。
初心者に最適なAI認定資格とは?
本稿では、初心者向けのAI認定資格を5つ紹介する。いずれも履歴書に記載可能で、転職・就職活動で有利に働く内容である。なお講座によっては、日本語字幕を表示可能な動画を視聴できるものがある。
1.『AI Essentials for Business』(Harvard Business School)
学べる内容:
・AIに関するビジネス上のリスクや倫理的問題への対応方法
・AI導入に伴うデジタル変革戦略のためのスキルとフレームワーク
・AIのビジネス活用例
費用:1850ドル(約27万3800円)
2.『AWS Certified AI Practitioner』
学べる内容:
・AI、機械学習、生成AIの基礎知識
・AIフレームワークとAWSテクノロジーの概要
費用:試験料100ドル(約1万4800円)、学習コンテンツへのアクセスに29ドル(約4300円)が別途必要
3.『AWS Generative AI Applications プロフェッショナル認定』(Coursera)
学べる内容:
・AIの基本概念とAWSのサービスについて。特に、責任あるAIの実践方法や、ビジネスのニーズに応じた適切なモデル選定の方法
・Amazon Bedrock、PartyRock、その他のAWSツールを活用したプロンプトエンジニアリング技術、および実践的なアプリケーション開発手法
・ビジネスアイデアをAIアプリケーションへと変換するためのステップと実装手順
費用:7日間の無料体験後、月額59ドル(約8700円)または年額399ドル(約5万9100円)



