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2025.08.02 13:00

「子どもの副業」は最高の教育、10代の趣味を収益化する3つの方法

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昼休みにノートにデザインを描いている10代の少女は、ただ落書きをしているわけではない。彼女は、自分にとって初めてのビジネスの土台となるスキルを育てているのである。従来のアルバイト以外の選択肢を探している10代の若者にとって、趣味を収益化して副業に変えることは、柔軟性、より高い収入の可能性、そして貴重な起業経験をもたらす。

2009年以降、WIT(Whatever It Takes)を通じて1万人を超える若き起業家と取り組んできた経験から、私は10代の若者たちがデジタルアート、音楽制作、手作りクラフトのスキルなどを実際に収益化してきた事例を数多く見てきた。WITでは、若者たちが興味を持つ分野を実際のビジネスへと転換するためのメンターシップ、リソース、支援を提供しており、彼らの趣味が収入源となるよう手助けしている。

Junior Achievementによる調査では、13歳から17歳の10代のうち66%が、将来的に起業したいと考えていることが示されている。大学卒業を待つ代わりに、10代のうちからこうした起業意欲を試し、学業を補完しつつ、大学出願においても有利に働くスキルを築くことは可能だ。

なぜ副業はアルバイトより優れているのか

趣味をもとにした副業には、従来のパートタイム勤務に比べて多くの利点がある。小売業や飲食業などの固定されたスケジュールとは異なり、副業は学業の予定、スポーツのシーズン、家庭の事情に合わせて柔軟に対応できる。たとえば冬休み中は生産量を増やし、試験期間中は活動を抑えるといったことが可能なのだ。

さらに重要なのは、10代自身がすでに自分の趣味に関して深い知識を持っている点である。たとえば2年間TikTok動画の編集をしてきた若者は、たいていの大人よりも最新のトレンドや編集テクニックに精通している。このような既存の専門性は、競争優位につながり、すぐに使えるスキルとなる。

また、副業には伝統的な仕事にありがちなハードルが存在しない。職場までの交通手段、特定の職種に課された年齢制限、大学入試で評価される課外活動とのスケジュール調整などの課題を避けることができる。

大学出願における強みとなる

大学の入学審査では、標準的なクラブ活動よりもユニークな実績が重視される傾向が強まっている。たとえ小規模でもみずから事業を運営するという経験は、自立心や実践的な課題解決能力の証明となり、通常の高校生活では得がたいインパクトをもたらす。

出願エッセイも、学生会で学んだことを語るより、自力でクレームに対応した経験や、上手くいった価格戦略を構築した過程を語る方がはるかに説得力がある。このような具体的な経験は、印象に残る願書を作る材料となる。

大学側も、主体性を持ち、具体的な価値を生み出せる学生を重視している。たとえば、家庭教師ビジネスを成功させた10代は、まさにそのような起業家的マインドセットを体現しており、入試担当者の記憶に残りやすい。

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翻訳=江津拓哉

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