3. 未来に向けて自信が増す
前に進むために過去を振り返るのはとても奇妙に感じるかもしれないが、勇気をもって行動したりイニシアチブをとったり、あるいは単に自分自身のために頑張ったりした瞬間を思い出すことで、自己効力感、つまり「困難なこともまたうまく対応できる」という確信が築かれる。
専門誌『Journal of Consumer Affairs(ジャーナル・オブ・コンシューマー・アフェアーズ)』に2021年に掲載された研究では、金銭面で成功した経験を思い出すと、お金を管理する能力に対する自信が増すことが示された。そうした自信の高まりは気持ちだけにとどまらなかった。行動にも現れた。より計画的になり、最後まで計画に従い、より思慮深い決断をした。
これは金銭面以外にも当てはまる。自分がすでに直面したこと、そしてそれにどう対処したかを思い出せば、必要とするものがわかる。そして、そのような自己信頼は次に何が起こっても大丈夫という気持ちを抱かせる。
どんなに目立たないもの、あるいは過小評価されたものであろうと、過去に成し遂げたことは単に気分がよくなる瞬間というだけではない。証拠だ。これまでにやり遂げたことのリストは、そうした証拠を集め、過去を認識しながら前進するのに役立つ。
楽しいと思える方法で、思いつくまま書く
これまでにやり遂げたことのリストの作成を試みるには、日記や音楽、キャンドルを灯すのに30分割いて感覚を刺激するなど、そのプロセスに没頭できるものをやってみるといい。自分を批判的にみるようなチェックリストではなく、やって楽しいものを選ぼう。書き始めるにあたって以下のような質問を参考にしてほしい。書き出しやすいきっかけ、思い出すきっかけになるものにしよう。
・本当に生きていると感じた瞬間は?
・怖い思いをした(でも誇りに思う)ことは?
・愛する人のために頑張ったときは?
・誰も気づかなかった個人的な節目は?
・癒されたこと、成長したこと、あるいは心が安らかになったことは?
些細なことにも目を向けよう
内容にチェックを入れることなく、思いつくまま書くといい。些細なことにも目を向けよう。スープの作り方をゼロから学んだり、困難な1年を乗り切ったりすることは、あなたにとって賞賛に値するものかもしれない。あなたの人生は唯一無二だ。そのため、自分に「もっと」とプレッシャーをかけるのではなく、いったん立ち止まって今の自分を褒め称えよう。


