国内

2025.07.30 08:30

【速報】2025年上半期の国内スタートアップ資金調達額は微減、引き続きM&Aが活況

資金調達金額ごとの資金調達件数割合を推移でみると、「1億円未満」の調達件数割合は減少している。一方で、「5〜10億円」「10〜20億円」の割合が増加したことにより、中央値が上昇している。

advertisement

EXIT環境について

25年上半期のスタートアップにおけるEXIT動向はどのように推移しているのだろうか。IPOと買収の件数について、上半期時点での状況を整理した。なお、EXIT件数には合併や事業譲渡は含まれていない。

25年上半期のIPO件数は21件となり、金利上昇やマクロ経済環境の不透明感により、近年のIPO市場は引き続き冷え込んでいる。さらに、25年3月に発表された東証グロース市場の上場維持基準の見直しが、実質的に上場基準の引き上げに繋がっており、上場是非の判断を慎重にする要因となっている。こうした環境を踏まえると、下半期においてもIPO件数の停滞が続く可能性が高いと予測される。

一方、買収件数は25年上半期で92件に達し、引き続き高水準を維持している。 

advertisement
次ページ > 買収元の属性は

STARTUP DB

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事