キャリア

2025.07.31 18:00

成果を出すだけでは出世できない──自己宣伝感なしで目立ち、キャリアを前進させる方法

Shutterstock.com

目立つことに関しては、ミーティングも極めて効果的な場なのだが、自分の役割は単に周りの話に耳を傾けることだと考えている人は多い。以前、ある金融マネージャーが話していたところによれば、彼は当初、リーダーシップミーティングに出るときには黙って座っていたという。観察するだけで十分だと思っていたのだ。

advertisement

だが、発言をするようになった途端、つまり、洞察を述べ、質問し、重要なポイントを補足するようになった途端、ある変化に気づいたという。その後の議論で、自分のアイデアについて言及されるようになったのだ。これは、彼の存在に、以前よりも大きな価値が置かれるようになったからだ。これはフェアではないかもしれないが、ミーティングで発言しなければ、知らず知らずのうちにほかの人があなたを見過ごすよう仕向けていることにほかならない。

「戦略的エコー」の威力

目をとめてもらうための簡単な方法の一つは、自分の専門分野と結びつけながら、他者の貢献を補強することだ。例えば、同僚が賢明なアイデアを思いついた場合、単に同意するのではなくそれを補強するといい。

例としては、こんな具合だ。「ワークフローの効率化に関するサラの発言を聞いて、前四半期にテストしたプロセスを思い出しました。あのテストでは、応答時間が20%短縮されました。ここでも試してみる価値はあるかもしれません」

advertisement

この発言では、2つのことをしている。まず、自分を「問題解決に取り組む人」として印象づけている。同時に、売り口上のようにならずに、自分が過去にした仕事を自然に強調してもいる。

メールも、目立つための強力なツールになる。多くの人は舞台裏で素晴らしい仕事をしているが、それを文書として記録しない。あるシニアエンジニアがかつて話したところによれば、彼のキャリア上の最大の転換点は、チームの重要な成功をまとめる、フォーマット化された短いメールを書き始めたときだったという。

例えば、こんな感じだ。「先週、発注処理を平均2時間遅らせていたシステム上の問題を特定し、解消しました。Xの導入により、遅れを15分に短縮しました」。こうしたメールは、単なる現状のアップデートではない。「重要な成果をもたらす人」としての役割を強調するものでもある。

あまり使われていない別の戦術としては、ミーティング後のフォローアップメールがある。自分がミーティングで有力な意見を出したら、事後にそれを補強しよう。例えば、こんな具合だ。

「今日は素晴らしい議論ができました。私が強調したかった点は、Xの自動化というアイデアです。我々のチームの経験からすると、我々は予想よりも早期にそれを導入できるのではないかと思います。私が計画をまとめた方が良いようでしたら、お知らせください」

こうしたフォローアップメールを出せば、あなたの意見が1回口に出されただけで忘れられてしまうことはない。書き残され、認識され、次のステップに結びつけられているのだ。

次ページ > 声を上げるべき時と場所を知る

翻訳=梅田智世/ガリレオ

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事