夏のエアコン代は大変な負担だ。命にかかわることなので節電もままならない。そこで、電力会社を乗り換えるという「大技」を検討されてはどうだろう。実際に乗り換えた人たちの意見をもとにした、おすすめ電力会社（プラン）のベスト5が公開された。
暮らしにまつわる情報のおまとめメディア「LIVIKA」は、電力会社を乗り換えた500人を対象にアンケート調査を行った。そこで「おすすめ」のナンバーワンに選ばれた電力会社は、Looopでんき（ループでんき）だ。ループでんきは、東日本大震災でソーラーパネルの設置ボランティア活動を機に中村創一郎氏が創業した、再生可能電力に力を入れる電力小売事業者。今回、おすすめの1位となった理由は次の3つ。
1. 時間帯によって料金単価が変動
電気料金が30分ごとに変化するため、それに合わせて電気を使うことで料金を節約できる。
2. 解約金が0円
契約期間の制限がなく、いつでも解約できるので、比較的気楽に乗り換えができる。
3. 専用アプリでの料金管理
ループでんきは市場連動型プランなので電気料金が変動する。それがデメリットになる場合もあるが、アプリでは「でんき予報」で料金の予測を示すなど、細かい配慮がなされている。これを見て電気の使い方を効率的に工夫できるということだ。
支払いがクレジットカード（一部のプリペイドカード）のみ、ポイント還元なしなど制約はあるものの一考に値する。
2位はコスモでんき。コスモエネルギーグループのコスモ石油マーケティングが提供する電力販売事業。電気料金単価は大手とそう変わらないが、数々の割引特典やポイント還元がある。
3位は関西電力の「はぴeプラス」。解約金なし。大手ならではのサポート体制による安心感がある。特典やサービスのバランスが選ばれた理由だとLIVIKAは見ている。関西電力提供だが東京電力エリアでも利用可能。
4位は関西電力の「なっトクパック」。電気とガスをまとめて契約すると割引やポイント付与が受けられるというもの。乗り換えは大阪ガスと都市ガス契約をしている人に限られる。
5位はキューエネスでんき。Q.ENESTホールディングス傘下の電力小売会社だ。基本料金が大手電力会社の半額というのが最大のポイント。二酸化炭素排出ゼロを目指す環境重視の企業であり、コスパと持続可能性が両立されている。エコな電気を低価格で利用したいユーザーの評価を受けているとのこと。
LIVIKAのまとめでは、料金の安さだけでなく知名度や信頼性といった社会的評価、サービスの付加価値やライフスタイルとの相性も重視されているということだ。安さだけで選ばず、自分の生活スタイルに合ったプランを吟味することが、総合的な節約につながるということだろう。LIVIKAでは、地域、世帯（独身かファミリーか）別の詳しい電気会社またはプランの「おすすめ」を紹介している。
