加熱するコード生成AIの競争
現在、生成AIによるコーディング市場は急成長している。この分野の人気ツール「Cursor」を開発した競合Anysphereは、史上最も急成長しているスタートアップの1つとされ、年間経常収益(ARR)がすでに5億ドル(約735億円)を突破した。同社の評価額は、6月にThrive Capitalの主導で9億ドル(約1323億円)を調達した際に99億ドル(約1.4兆円)に達していた。
また、スウェーデン発のスタートアップLovableは、プログラミング経験のない顧客層に特化した製品で、わずか8カ月で1億ドル(約147億円)のARRを達成しており、Cursorよりも早くこのマイルストーンに到達した。
ハイテク大手の間でもこの動きは加速しており、GitHubのGitHub Spark、グーグルのFirebase Studioが注目されている。
Cognitionのラッセル・カプラン社長は昨年、フォーブスに対し、Devinの目標を「企業のコーディング作業を自動化する『ジュニアエンジニアの軍団』のように機能させることだ」だと述べていた。当時、ウーはこの技術がソフトウェアエンジニアに不安を与えかねないことを認めていた。「世の中には本当に多くの不安がある」と彼は語り、「この新たなパラダイムで何が起きるのか、多くの人が疑問を抱いている」と述べていた。


