ヘンリー王子とメーガン妃は2020年1月、英国王室のシニアメンバーから退くことを発表し、その後米国カリフォルニア州へ移住。以降、夫妻は音声・映像制作会社のArchewell Productionsを立ち上げるなど、複数の事業を展開してきた。NetflixおよびSpotifyとの契約総額は、それぞれ1億ドル(約145億円)と2000万ドル(約29億円)にのぼる。なおSpotifyとの契約は、報道によれば夫妻が「生産性の基準を満たせなかった」という理由のもと、2023年に終了している。メーガン妃のポッドキャスト番組『Archetypes』の配信元は現在、Lemonada Mediaとなっている。一方、Netflixとの契約では合計5作品が制作された。
なかでも2022年のドキュメンタリーシリーズ『ハリー&メーガン』は圧倒的な成功を収め、Netflixのドキュメンタリー作品として配信初週における視聴時間の最多記録を保持している。2025年前半にもなお730万時間視聴されるなど、依然として高い関心を集めている。
その他の作品としては、ヘンリー王子が創設した負傷退役軍人向けスポーツイベントに参加する選手たちを追ったドキュメンタリー『ハート・オブ・インビクタス-負傷戦士と不屈の魂』、影響力ある世界のリーダーに焦点を当てた『世界を導くリーダーたち:信念は社会を変えた!』、ポロ競技を題材とした『POLO/ポロ』、そして『ウィズ・ラブ、メーガン』がある。
夫妻によるもうひとつの事業であるライフスタイルブランドも順調とは言いがたい。メーガンは2024年3月14日、Instagramで「American Riviera Orchard」と呼ばれるブランドを発表した。動画には、花を生けたりベーキングをしたり、石畳の通路でロングドレスを着て佇む彼女の姿が映されていた。会社の登記書類には、食器類、カトラリー、料理本、文房具、パーティーグッズなどを販売するオンラインストアの計画が記されていたが、同ブランド名で実際に商品が販売されたことは一度もない。商標登録の申請は却下され、CEOが見つかっていないとの報道も複数あった。
その後2025年2月にブランド名は「As Ever」へと変更され、少数の製品が販売されたが、現在はすべて「売り切れ」となっている。


