教育

2025.08.13 16:15

12万部突破『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』著者に聞いた

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努力の才能を人生で使い倒す

―最後はなんでしょうか。

びーやま:3つ目は資格で自信をつける方法です。学歴は世の中で役に立つものですが、世の中にはそれ以上に役に立つ資格が山のようにあります。

同時に、難関資格はそれさえあれば、学歴を凌駕する信頼も得られることが多いので、とにかく自分を追い込みたいという人はいいのではないでしょうか。極端な話ですが、Fラン大卒でも司法試験に合格すれば社会の評価はガラッと変わります。

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―こうやって聞くと、たしかにいろいろなやり方がありますね。

びーやま:そうなんです。お金に余裕があるという人は、僕みたいに浪人してもいいでしょうし、第一志望を再受験する道もあると思います。

いずれにしても、学歴コンプレックスをエネルギーに変える方法はたくさんありますから、短絡的に考えないでほしいなと思います。

僕のまわりにも、「大学は第二志望、就職も第一志望ではない。でも仕事を頑張ったら成功もして、人生が楽しい」みたいな人は大量にいるので、あきらめずにやれる努力をしていくことが大事だなと。

こういったことは「きれいごとだ!」なんてことも言われがちですが、頑張らなかったらどんな可能性はゼロなわけで、結局は頑張るしかないんです。しかも、大学受験に真剣に挑めるくらい努力の才能があるなら、それは伸ばしたほうがいいですよね。

コンプレックスを抱えるくらい頑張れる人というのは、本人が思っている以上に人材としては貴重ですから。

―やれることをやるのが大事なんですね。

びーやま:そういうことです。もちろん、今すぐ動けとか、忘れろとかは言うつもりもないですし、その人が動きたくなったタイミングでいいですが、少なくとも自分のことはあきらめないでほしいなと思います。

―本日はありがとうございました。

『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』(びーやま著、ダイヤモンド社刊)
17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』(びーやま著、ダイヤモンド社刊)

びーやま◎教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。

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