サイエンス

2025.07.26 09:30

「朝食抜き」が精神面に与える3つの影響、うつの症状や集中力の減退も

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3. 自制心と感情調整力が低下しやすくなる

2025年発表の研究では、興味深い結果がもう一つ得られた。朝食を取らない若者の方が「自己制御機能の衝動性」スコアが高いことが明らかになったのだ。

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自己制御機能の衝動性は、何かを我慢したり、衝動を抑制したり、感情的な反応をうまく制御したりするのが難しい状態を指す。簡単にいえば、反応する前にひと呼吸置く力が弱くなっている状態だ。

朝食を抜く頻度が高いことはまた、不安やイライラ、判断力低下といったメンタルヘルス面の問題とも関連があることがわかった。エネルギーを補給せずに1日をスタートすると、欲求を制御したり感情を安定させたりする力にも影響が及び、忍耐力や自制心が損なわれる可能性がある。

単純に朝食を取るだけで、心を安定させやすくなる

すぐに腹を立てたり、自分をうまく抑えられなかったり、強い感情にのみ込まれたりすることが多いなら、自分のマインドセットについて反省する必要がある。ただし、身体面の確認も忘れてはならない。

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単純に朝食を取るだけで、エネルギーはもちろんのこと、心を安定させやすくなる可能性があるのだ。

ウェルビーイングは、まず意識的な選択から

慌ただしい生活を送り、状況についていくだけで精いっぱいのときは、自分のことをつい後回しにしがちだ。

立ち止まらずひたすら突き進むことは、手軽なやり方に思えるかもしれない。しかし、朝食を抜くなどして妥協していると、思いのほか大きな影響につながりかねないことに気づいていない可能性がある。

お腹が空いたら食事をし、疲れたら休息する

セルフケアとは結局のところ、自分の体と心がうまく機能する上で真に必要なことを大切にするという意味だ。お腹が空いたら食事をし、疲れたら休息する。そして何よりも、自分の状態を確認するためにペースを落とす。

基本的なニーズが満たされていず、健康的とはいえない在り方のときは、明晰に考えたり、落ち着いて対処したり、自分や周囲とのつながりを感じたりするのが難しくなるものだ。それを忘れないでほしい。

セルフケアこそが、最も安定した自分でいるための方法

というわけで、朝食を抜こうとか、体が求めていることを後回しにしようと思うことがあったら、思い出してほしい。セルフケアこそが、常にベストの状態を保ち、最も安定した自分でいるための方法だということを。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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