サイエンス

2025.07.26 09:30

「朝食抜き」が精神面に与える3つの影響、うつの症状や集中力の減退も

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1. 朝食を抜くと、うつの症状が表れやすい

うつと聞くと、悲嘆やマイナス思考、ストレスといった心の問題に原因があると思われがちだ。確かにそうだが、それは全体像の一部にすぎない。うつは、生理学的な要因や生活習慣とも深く結びついているとする研究が増加傾向にある。睡眠や運動、食生活、日常的な習慣は、脳の働きと気分の安定を左右し得る要素なのだ。

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研究では、朝食を抜く若年層の方が、朝食を習慣的に取っている人と比べて、うつの症状があると報告することが多いという結果が出た。

朝食を抜く頻度が高い研究参加者は、気分の落ち込み、悲しみ、精神的な苦痛のレベルがより高いことが示された。つまり、朝食を抜くというささいに思える行動には、心の状態に影響を及ぼす力があるわけだ。

うつは複雑で、原因が1つだけということは滅多にない。しかし、こうした研究結果が浮き彫りにしているように、規則正しい食生活といった基本的なセルフケア習慣が、メンタルヘルス向上の支えになる可能性がある。

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朝食は自分をケアする行為

朝食は、単なる栄養摂取ではなく、自分をケアする行為だと考えるようにしよう。

生活習慣を変え、時間を取って栄養を取るようにするだけでも、1日を乗り切ろうとする精神状態を支える土台ができる。ささやかな行為だが、自分を奮い立たせられるかもしれない。明るく元気にいれば、気分が軽くなり、思考の働きやパフォーマンスも向上しやすくなることを忘れないでほしい。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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