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2025.07.26 14:00

成功した起業家が明かす、「学校で学べたら良かった」お金につながるスキル7選

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課題を解決する奉仕としてのセールス

「学校でセールスを学べばよかったと思う」と話すのはメディカルアフェアーズ(MA)向けの人工知能(AI)専門家として会社を経営するパトリーナ・ペレットだ。「年を重ね、自分で事業を行うようになった今、セールスは最も価値のあるスキルだと100%確信している。人生の多くの扉を開いてくれる」と話す。

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セールスのスキルは生まれつきのもので、教えられるものではないと思われている。だが、それは教えられることがほとんどないからだ。セールスとは他人の問題を解決することだと若いうちに学んだとしたらどうだろうか。もっと早く学べばよかったと思っていることから、「セールス」が下品なものと思われていなかったらどうだろう。

セールスを(実際に役立つ方法で)教える学校は、顧客に製品を売り込むだけでなく、投資家にがんの治療法を売り込む人を輩出できるかもしれない。このような学生は人間の心理を理解しているため、22歳で企業の側から声がかかるコンサルタントになる。彼らは会議だけでなく社会的な変化をリードする。彼らは拒絶をデータに、交渉を協力に、あらゆる会話をチャンスに変える。

財務データを正しく読み解く金融リテラシー

「財務データを読み、自信を持って対応する方法を学びたかった。何年もの間、ビジネスがうまくいくということは、数字が物語るものを理解することではなく、一生懸命働くことだと思っていた」と取締役やフラクショナル最高財務責任者(CFO)としてキャリアを築いたジョアン・アダムスは言う。「財務を読み解くことを学んだらすべてが変わった。以前よりも良い決断を下し、速く成長し、最終的に自分の価値に見合った報酬を得ることができた」。

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ビジネスを成功させるには数字の積み上げが必要だ。だが、一度も教わったことがない場合、どうやって理解するだろうか。学校で収益と利益という観点から数学の授業が行われたら、将来の起業家たちは思うがままに富を得ることができるだろうか。

損益計算書をソーシャルメディアの投稿のように理解する子どもたちを想像してみてほしい。複利を理解して卒業した生徒たちは、25歳までに未来のユニコーンを支える投資家になる。彼らは借金の罠を回避し、大学が終わる前に複数の収入源を確保し、自分がコントロールする道具としてお金を扱う。このような子どもたちは純粋な探究心からではなく、知識から寮の部屋で会社を興す。

飛躍するためのテクノロジーの活用

コンテンツ制作の専門家として働くスマン・Rは「成功する方法は1つだけではないこと、技術の進歩に遅れずについていけば趣味を収益を生むものに変えられることを学校で教えてほしかった」と話す。

16歳のときに進路アドバイザーと面談したとき、筆者はキャリアには限りがあるという誤った印象を受けた。だがテクノロジーの進歩は速く、筆者が最終試験を受ける頃には新しい選択肢が広がっていた。

人は実際にやってみることで最も早く学ぶ。多くの大人がChatGPTで遊ぶだけで、人工知能(AI)を活用する方法を学んでいる。好奇心を持ち、実験し、情熱と目的をお金儲けに結びつけるだけで、可能性は無限に広がることを子どもたちに教えたらどうなるだろうか。

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翻訳=溝口慈子

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