音楽

2025.07.24 16:00

ストリーミングで再評価されるイーグルス、2つの代表曲がビルボードに再登場

Ellen Poppinga - K & K/Redferns

Ellen Poppinga - K & K/Redferns

近年、イーグルスがビルボードチャートに登場する際、主役となるのはほぼ常にベストアルバムの『Their Greatest Hits 1971–1975』だ。同アルバムは彼らのディスコグラフィーの中でも際立った存在であり、RIAA(アメリカレコード協会)により認定された、歴代売り上げが最も高い作品でもある。

同アルバムは、イーグルスの代表的な楽曲を数多く収録しており、リリースから数十年が経過した現在でも、米国内だけで累計3800万ユニット相当を売り上げてきた。現在でも定期的に消費されており、複数のビルボードチャートに継続的にランクインしている。今なお『Their Greatest Hits 1971–1975』は勢いを増しており、収録曲のいくつかは米国内の複数のチャートに再登場している。

『Take It Easy』、ストリーミングで再ヒット

今週はイーグルスの2曲がチャートに再浮上しており、その中でもより注目を集めているのが『Take It Easy』だ。同曲は、米国内のストリーミングプラットフォーム上で最も成功しているロック曲を対象とするRock Streaming Songsチャートに復帰し、第25位を獲得した。

『Take It Easy』は過去に同チャートで最高13位まで上昇した実績を持つ。楽曲自体は長い歴史を持つが、このチャートが設立されたのは同曲のピーク後のことであり、これまでのチャート在籍は合計31週にとどまっている。

『Hotel California』、世界で再注目

『Take It Easy』が米国内のチャートに復帰するなか、『Hotel California』も世界的に再び注目を集めている。イーグルスはこの名曲によって、Billboard Global 200チャートに再びランクインし、今週は第192位に登場した。

同チャートにおける『Hotel California』の過去最高位は132位だが、Billboard Global 200およびBillboard Global Excl. U.S.チャートが登場してからの約5年間で、今回が通算128週目のランクインとなる。

ストリーミング再生がベスト盤の順位を後押し

『Hotel California』や『Take It Easy』をはじめとするイーグルスの名曲が、現在でも継続的にストリーミング再生されていることにより、『Their Greatest Hits 1971–1975』は複数のチャートで順位を上げている。現時点では、Top Rock Albumsチャートで第21位、Top Rock & Alternative Albumsチャートで第26位、Billboard 200チャートで第102位まで上昇している。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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