経営・戦略

2025.07.25 08:15

猛暑に挑む農家の現実 スマート農業の導入が進まない深層

Getty Images

そこで期待されるのがスマート農業だ。あるスタートアップ企業が開発したスマート農業用システムが、稲作にかかる人の作業時間を6パーセントにまで短縮した事例もある。しかし、すでにスマート農業を導入、または導入を検討している農家は3割に満たず、7割は導入を考えていない。「そもそも内容をよく知らない」という農家もいる。

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導入しない理由は、コストや効果が不透明という不安だ。米の小売り価格が高騰しても生産者が大儲けしているわけではない。燃料や肥料の価格も高騰し、実際は「機械の更新さえままならない」状態だという。またスマート農業に関する「情報が届いていない」、「地域に導入事例がない」という事情もある。農林水産省はスマート農業を推進すべく小規模農家も導入しやすいよう補助金制度を設けるなど旗振りをしているが、その情報が肝心の農家に伝わっていないようだ。今動かなければ。

プレスリリース

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文 = 金井哲夫

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