ぜひ体験して欲しい観光プログラム
このように日本人観光客に人気のスポットを上げてみたが、逆に韓国の人間として外国人旅行客に見せたい魅力も別にある。
最初に挙げられるのは、 Kカルチャー体験だ。K-POPダンスクラスやK-ビューティーメイク体験など、ソウル市や観光公社などが主催し、外国人観光客向けの体験プログラムが提供されている。プロのインストラクターやビューティブランドとコラボした現地でしか味わえない体験ができる。
次にお勧めしたいのが伝統文化プログラムだ。韓服(ハンボク)体験や、書道や工芸の体験がある。景福宮や仁寺洞、各地の観光プラザで韓服や伝統的な書道、ノリゲ(韓国伝統飾り)づくりなどを体験できる。満足度は99パーセントという調査もある。
韓国の食は日本人観光客にはとても喜ばれているが、それのつくり方を教える韓国料理やキムチ、マッコリづくり体験がある。伝統料理のクッキングクラスや試食イベントは、旅行者に「韓国の日常」を体感させたいという狙いもある。
また、ローカル市場での食べ歩きと人情体験も魅力だ。南大門市場や広蔵(クァンジャン)市場では日本語スタッフや日本語表示も増えており、地元の人々と交流しながら韓国の日常を感じることができる。
外国人観光客のほとんどがソウルに集中しているため、韓国側としては地方都市への観光客の分散も考えている。釜山、済州島、慶州など地方ならではの絶景やご当地グルメが外国人観光客に向けて積極的に発信されている。
次にお勧めしたいのは、医療観光やウェルネスツーリズムだ。各種の医療サービスやスパ、韓方(漢方を韓国風にアレンジしたもの)体験などがある。前述したような美容系だけでなく、韓国も医療は先進国並みに優れているので、海外の富裕層に向けて医療観光を発信している。
最後に、K-POPのスポットや1人用体験ゾーンもお勧めだ。最新技術を駆使した「バーチャルK-POP」や「フォトスタジオ」など、個人旅行者向けの新スポットも多数生まれている。
韓国の観光は、いま「ただ見せるだけ」ものから「一緒につくる」体験へと進化している。観光インフォメーションの多言語化や外国人向けのプログラムの拡充、地方の個性的な体験の掘り起こしなど、旅行者が「韓国をもっと深く、もっと自由に」楽しめるための取り組みが進行している。
この夏は、近距離で行けるバラエティ豊かな楽しい韓国観光を味わってみてはいかがだろうか。


