ライオン:とても重要な点ですね。これを解くのにブルート・フォース(総当たり)を使いたくないんです。ふつうの数独はコンピュータ・サイエンスの力ですでに解かれています。でもそれだと、何百万通り試し、うまくいったものを見つけるだけです。人間のように段階的に論理的に数独を解くAIを作り出せるかどうか━━。ご本人たちがどう思うかですが、マークとサイモンは絶対に「検索」はしないだろうと、私はそう感じています。数字を一つ試してみて、間違っていたら取りやめるなんて解き方はしないでしょう。
サイモン:ええ、しませんね。悪手です。
ライオン:でも、それが現在のコンピュータのやり方ですよね? そして、推論のベンチマークに取り組む手段として「検索」を使う人もいるかもしれませんが、それは少し残念です。とはいえ、これを解決できれば、段階的に、論理的に解くことができるようになると思います。
マーク:私たちがパズルを解く際によく使う言葉に「分岐(Bifurcation)」があります。発音も綴りもえらく難しい言葉ですが、私たちが絶対に分岐したくないと言い続けてきたので、チャンネル内ではお馴染みになりました。どこまで先を見通せるか、頭の中でできる必要があるかどうかなどの定義について議論はありますが、いずれも重要な点です。私たちが今までにやろうとしていたのは、総当たりではなく、AIのような論理的な取り組み方だとわかったのです。
素晴らしいことに、フォロワーにも模倣されつつあります。たまに、動画のコメント欄に「なぜ、(総当たりのように数字を一つひとつ試す方法を)しないの? そのほうが速いのに」という書き込みがあります。競技であれば、そうするでしょう。そのほうが速いかもしれないからです。しかし私たちは、視聴者の方々にパズルを解く方法、学ぶ方法を知ってほしいと思っています。総当たりでないほうがいいのです。
https://youtu.be/JdHSSNKuIzU?feature=shared


