iPhone 17 Airのような通常、Proモデルでないモデルは、2020年、iPhone 12に小型版のiPhone 12 miniが加わったことから始まった。iPhone 12 miniおよび2021年のiPhone 13 miniは、iPhone SEに近いサイズながら全面ディスプレイの採用で画面は大きく、色はベースモデルと完全に一致していた。その後、アップルは2022年に小型モデルを廃止し、iPhone 14 Pro Maxとほぼ同じサイズだがカメラ数が少なくコンポーネントも最先端ではないiPhone 14 Plusに置き換えた。iPhone 15 Plusや現行のiPhone 16 Plusも同様で、カラーは通常モデルと共通だった。
こうした経緯を踏まえると、iPhone 17 Airが独自のカラーパレットを持つことは、アップルが同機種を従来モデルとは一線を画す存在にしようとしている表れだ。Macworldによると、iPhone 17 Airには4色が用意され、そのうち1色は遅れて追加される可能性もある。
まず、予想しやすいブラックがあり、これはiPhone 16やiPhone 17と同じ色調になる。一方、2色目のホワイトはiPhone 16や今年のベースモデルと同じではなく、より明るくあるいは寒色寄りのトーンになるとされている。ホワイトがどのように異なるのかと思うかもしれないが、アップルが初めて白いiPhoneを導入したiPhone 3Gは当時の他社製端末とは際立って異なっており、今回も同様に目を引くものになりそうだ。
残る2色はライトブルーとライトゴールドだ。報道によれば「iPhone 17 AirのブルーはベースモデルのiPhone 17よりもわずかに淡く、端末の軽さを強調するため彩度を抑えている」とされる。
これらの予測が正しければ、今年のiPhoneラインナップのカラーはほぼ判明したことになり、今年のモデルがどのような外観になるのかおおよその見当がつくだろう。


