4. 可能なかぎり年金積立口座に貯金する
年金積立の上限額を調べ、達成に努めよう。401k(確定拠出年金)などの口座に、早いうちから投資することで、複利が魔法のような効果を発揮する。早く投資を始めるほど、リターンの見込みは大きくなるのだ。
また、自分の勤める企業がなんらかのマッチングファンドを提供しているなら、当然のことだが、大いに活用しよう。
5. 手数料の安い投資方法を選ぶ
手数料は、リターンを目減りさせる。低コストのインデックスファンドやETFはしばしば、積極的にマネージされるファンドよりもパフォーマンスがいい──手数料がはるかに安いためだ。コストを最小限に抑えつつ、堅実なリターンが得られる選択肢を探そう。
6. 複数の収入源を構築する
副業など、収入を生み出す手段を複数持つことで、収入をアップさせるポリワーキング(Polyworking)を目指そう。フリーランスの仕事であれ、趣味の収益化であれ、不労所得であれ、補助的なキャッシュフローは強力なツールだ。
ポリワーキングには、新たなスキルの獲得、趣味から得られる充実感、仕事上のネットワークの拡大といった副次的なメリットもある。
7. 「悪い債務」を徹底的に避ける
世の中には、良い債務(住宅ローンなど)と、悪い債務(高利のクレジットカードローンなど、不要なローン)がある。クレジットカードの請求額は、毎月必ず完済しよう。もし学生ローンがあるなら、前倒しで返済する計画を建てよう。債務は、経済的自立の敵なのだ。
8. 支出と純資産を記録する
測定できるものは管理できる。Credit Karma、YNAB(You Need A Budget)、Empower(旧Personal Capital)といったツールを利用して、自分の支出習慣を意識化し、節約できるポイントを見つけよう。金銭管理に積極的になるほど、経済的自立の達成は容易になる。


